昭和46年〜48年
 最初に硬式テニスのラケットを買ったのは、
昭和46年4月のことだった。
KAWASAKIラケットとFUTABAラケットの
2社しかなかった。
 軟式庭球に慣れた僕にとっては、ラケットの裏面でバックを
打つなんて、革命的な発想だった。
昭和49年頃
 少し高かったが、木製ではなく金属や合成樹脂のラケットが
発売されるようになった。HEADやWilsonと並んで、国産では
YONEXやARAYA(日本最初の鋳物ラケット)といったメーカーが
出現した。
 このHEADのArther Ashは格好は良かったが、スィート
スポットが小さく、硬かった。
昭和49年〜昭和60年
 一番気に入っているラケットである。
SPALDING NEW TOP FLITE
これ以来、自分にはやわらかいラケットが合っていることが
分かった。インパクトの瞬間の気持ちい音が特徴である。
 雨の中でプレーをするとフレームが反り返り、プレスで押さえて
形を戻すのが大変だった。
 いまでも、宝物として押入れにしまってある。
昭和51,52年
Wilson T−2000
 テニスの同好会に入っていた。川崎のクラブにもたまに
通っていた。話題になっていたので買ってはみたが、硬かった。
金属パイプのフレームがインパクトの瞬間に捩れているのが
分かった。ボレーを失敗するとグリップの上の三角地帯に
みっともなくボールがはまった。メーカーも欠陥に気づき、
この部分に金属のブリッジを渡したT−3000を程なく発売した。

平成15年12月 渋谷ウィンザーにて購入
平成15年〜平成16年
 話は、跳んでいる。SPALDING以来、3本のラケットを
愛用したが、皆、学生さんにあげてしまった。
蒲田のクラブ、五反田のクラブ、シドニーのクラブと連れて
歩いたブルーと黒ののBRIDGSTONEは元気だろうか。

 初めて買った、チタン合金軽量ラケット。260gしかない。
BRIDGESTON WINGBEAM MD−50
 さすがにつらい。疲れる。
平成17年から現在
 BRIDGSTONE V−WI   105inch**2
少し反省して、280gにした。次にラケットを買うときには
310gにしようと思う。
チタン合金、フォアのストレート、バックのロングクロスを
気持ちよく打ち抜ける。音がもう一歩、重厚さに欠ける。

 平成18年、初めてテニスエルボーになりかけた。
テニスを始めて40年、そろそろ体に優しいラケット選びが
必要なのかもしれない。
平成20年3月 渋谷ウィンザーにて購入
Wilson K factor  264g 108inch**2
軽めだが打ちやすく気に入っていた。
平成23年4月 蒲田にて練習中に自然に折損
ラケットの折損は最近は珍しいのか、人だかりになった。

テニスエルボーはこのラケットのおかげで完治したが
平成21年に薬指がバネ指になった。
平成23年5月 HEADのCROSS BOW10
255g 124inch**2 初めてのデカラケである。
59でガットは張ったが打球音は良い。回転もよくかかる。
附随の吸収ゴムでは肘が痛くなるので追加した。
 サーブのフォームは以前と変えているのでデカラケでも
足を強打することはなく快適