続々審 判 日 記
「3級審判への道」

★ 試合中の選手の様子やジャッジした感想、他のチームの方々との意見交換さらには会場へのアクセスなど
審判部の方々のコメントを掲載してゆきます。

企画 田奈SC審判部


第一回・第二回第三回第四回第五回第六回第七回第八回第九回第十回
第十一回第十二回第十三回第十四回第十五回
今回の原稿は「続・審判日記の第11回」に掲載予定でしたが事務局の更新の都合で「続々・審判日記の第1回」に掲載させていただきます。

第1回

「横浜市少年サッカー後期大会・予選ブロック」

- 10月6日 at 「中川西中学校グラウンド」

- 10月26日 at 「霧が丘公園グラウンド」

- 10月27日 at 「三ツ池公園グラウンド」

 

横浜市少年サッカーの後期大会です。前期の市大会の決勝トーナメントに勝ち進んだチームを中心にした一部チームが10ブロックに別れての総当たりの予選ブロックが10月に行われました。5〜6年生チームは、いよいよ後半戦の開始です。公式戦は、この市大会と区大会、それから年明けの県大会が続きます。田奈SCは強豪6チームと対戦する第6ブロックですが、横浜市大会はなかなかグラウンドを確保するのが難しいのでしょうか、3日間とも違う会場での予選ブロックとなりました。そこで今回は、グラウンド作りのお話しです。

サッカー・グラウンドの公式サイズは、縦が90mから120m、(横)幅が45mから90mで、国際試合の場合は、縦が100mから110m、幅が64mから75m、と決められています。このサイズ、もちろん大人の試合の規定で、日本のJリーグの試合が行われる会場は、ほとんどが縦105m、幅68mが原則。縦対横の比率3対2くらいが、バランスのよいグラウンドと言えるようです。そして少年サッカーのグラウンドですが、神奈川県では縦80m、横50mを少年サッカーの公式サイズと決めています。よいグラウンド作りのポイントは、ペナルティーエリアとセンターサークルの大きさをどのように取るかです。時々、ペナルティーアークとセンターサークルがほんの2メートルくらいしか離れていないグラウンドをみかけますが、少年サッカーのご担当者の皆さん、どなたもご苦労されているようです。特に今回の中川西中グラウンドのように大人用のゴールしかない中学校のグラウンドを借りて、例えば縦80m・横50mくらいのサイズを作ってしまうとバランスにかけてしまう訳です。大人のグラウンドのバランスが基本なので、それをもう少しおさらいしておきます。

ゴールエリアとペナルティーエリアの比率は、ゴールポストからの横の長さが5.5mと16.5mなので1対3の比率になります。ゴールラインからの縦の長さも5.5mと16.5mと決まっているので、ゴールポストから見るとゴールエリアの角とペナルティーエリアの角が重なって見えることになります。少年サッカーの場合もこれが基本。少年用のゴールの場合ならゴールポストからの(ゴールエリアとペナルティーエリアまでの)横の長さ(以下「エリアの横の長さ」)を4mと12mくらいに取るのが普通でしょうか。でも大人用のゴールの場合エリアの横の長さを4mと12mで取ると、キーパーの守備範囲が狭すぎてキーパーがかわいそうです。なのでグラウンドの横の長さとのバランスを見ながら、エリアの横の長さを5mと15mとかに取る場合が出てきます。

ペナルティマークはゴールラインの上にあるゴールの中心点から11m。何故11mかと言うと、エリアの横と縦の長さを大人の公式サイズである5.5mと16.5mで取ると、ゴールエリアの縦の長さの2倍で、ゴールエリアとペナルティエリアの横の線のちょうど中間地点になる訳です。ゴールのサイズは横8ヤード(約7.32m)、高さ8フィート(約2.44m)で、おそらくこのサイズのゴールに大人のキーパーが立つと、ペナルティ・キックが入り易いけど、たまにはずす事のある、ちょうど手ごろな長さが12ヤード(約11m)になっているのです。このPKマークから10ヤード(約9.15m)の半円をペナルティーエリアの横のラインと交わるように描いてペナルティーアークの完成です。ペナルティーキックもフリーキックなので、10ヤード離れなければならないのです。そしてセンターサークルも10ヤード半径で描くとその直径がちょうど、ゴールエリアの横の幅と同じになる訳で (5.5m + 7.32m + 5.5m = 9.15m x 2)、これで本当にバランスのよいグラウンドの完成です。ちなみにこのセンターサークルの半径を目処にして、審判は、フリーキックの際のディスタンス(守備側の壁の距離)を取ることになります。

少年用のグラウンドを作る時も基本は同じと考えています。我が田奈SCが練習場でよく使う青葉台の住宅地にある中学校予定地では、高学年用(大人ゴールを使用)と低学年用(子供ゴールを使用)のグラウンドを横に二つ並べていますが、高学年用のグラウンドは縦86m・横52mで、エリアの横の長さを5.5mと16.5mで取ってしまうと、タッチラインからペナルティエリアまでの距離がほんの5〜6mとなってしまうので、仕方なくエリアの横の長さを5mと15mで取っています。PKマークは大人用のゴールなので11mにしていますが、そうするとPKマークはゴールエリアとペナルティーエリアの中間地点より1mだけセンターサークル寄りになりますが、これは仕方ないでしょう。センターサークルをゴールエリアの幅と同じ長さにするためには、その半径を (5m + 7.32m + 5m) ÷ 2 = 約8.66m とします。なので試合前の審判の打合わせの際は、このセンターサークルの半径より、小さ目の歩幅で一歩だけ長いディスタンスを目処にして下さいと、僕はお願いする事にしています。

中学校予定地の低学年用のグラウンドは、縦64m・横37mでちょっと狭めです。エリアの横の長さを4mと12mで取ってあり、子供用のゴールの幅は5mなので、センターサークルの半径は見た目重視で6.5mにしてあります。1〜3年生くらいなら、ちょうどよい練習グラウンドです。神奈川県の少年サッカーの公式サイズである縦80m・横50m、子供用のゴールの場合は、エリアの横の長さを4mと12m、PKマークまでの距離を8mに取るのが普通のようです。子供用のゴールの幅は5mなので、センターサークルが、その半径を8mで取るとゴールエリアの幅(13m)よりだいぶ大き目になりますが、これも仕方ないでしょう。このサイズのグラウンドの場合のフリーキックのディスタンスは、センターサークルの半径と同じ8mで取ると、高学年の試合ではだいぶ近く感じます。僕が主審の時は、高学年の試合であればセンターサークルの半径より一歩長く、低学年であれば半径と同じ距離、を副審の方にお願いしています。一昨年のルール改正で、フリーキックの際の守備側の壁の距離を離す事を副審にお願い出来ることになっていますので。

ところでお話しはちょっと外れて芝の刈り方のこと。副審がオフサイドの判定を行ない易いように、大抵のJリーグの試合会場では、芝刈り機のピッチの長さをちょっとだけ調整して芝の切れめを横一直線に入れてありますが、日本の場合は、その横から見える横幅をペナルティーエリアの縦の長さの三分の一ずつ、つまりゴールエリアの長さである5.5mずつ入れている会場が多いようです。でも先日欧州選手権の予選の試合をテレビで見ていたら、ヨーロッパの会場で、その芝の切れ目の横幅を5ヤードずつ、つまりセンターサークルの半径に合わせて入れてあるのを見てなるほどと思いました。観衆も、そして審判も、フリーキックの際の壁の位置が近いのかどうか、一目でわかるようになっているのです。メートル表示の多い日本でこれをやろうとすると、9.15mの半分ずつ、4.575mの幅で芝の切れ目を調整することになるので、これは難しい。ヤード表示が基本の欧州では5ヤードはすぐ取れる訳で、文化の違いというのはこういうことなんだとつくづく思いました。

さて、横浜市大会のお話しは次回に


第2回

「横浜市少年サッカー大会・予選ブロックと決勝トーナメント」

- 11月17日 at 「新子安マリノス・グラウンド」

- 11月23日 at 「長浜公園グラウンド」

横浜後期市大会の続きです。グラウンド作りの話しが少々マニアックになりましたが、いろいろな試合会場に到着して先ず見るのがグラウンドの大きさとバランス。神奈川県の少年サッカーの公式サイズが縦80m・横50mなので、僕は80mを100歩で歩くようにしています (またまたマニアック?)。それからゴールの大きさとペナルティエリア+センターサークルのバランス。ゴールエリアとペナルティエリアの大きさと、それから横・縦の長さがちゃんと1対3になっているのかどうかを確認するために、ゴールポストとゴールエリアの角とペナルティエリアの角が一直線になっているのかどうかをゴールポストの真後ろから見てみたり。そしてゴール裏からセンター方向を眺めて、ゴールエリアの幅とセンターサークルの直径がピッタリかどうか、また、こちら側のゴールエリアとペナルティエリアの縦のラインが反対側のそれぞれの縦のラインとしっかり一直線になっているのかとか。ペナルティエリアが台形になっているグラウンドが時々ありますが、ちょっとがっかりします。PKマークまでの距離は、ゴールの大きさに合わせて11mになっているのか、それとも子供用のゴールに合わせて8mになっているのか、などなどセンターサークルの半径も含めて、いつも歩測させて頂いています。

さて市大会の予選ブロックの試合会場。霧が丘公園グラウンドの大きさは、縦76m・横48mで、6年生の試合には狭すぎです。エリアの横の長さも4mと11mということで、アンバランスでした。逆に三ツ池公園は大人の試合も出来る広さがあるので縦82m・横60mの大きさになっていましたが、ちょっと横幅が大きいかもしれません。大人用のゴールを置いて、幹事チームの方は、それでもエリアの横の長さを4mと12mで最初取ろうとしていたので、それではキーパーがかわいそうと助言させて頂きました。横幅が充分あるので、グラウンドの縦をもう少し長くして、エリアの横の長さを5.5mと16.5mの公式サイズにしてもよいのではとお願いしましたが、グラウンドの縦はこれ以上伸ばせないとのことで、エリアの横の長さを、ゴールエリアまで・ペナルティエリアまでそれぞれ4.5mと13.5mという長さで取り直して試合を行なうことになりました。センターサークルの半径は、それでも8mで取られてしまったので、僕の頭の中ではバランスがかなりグチャグチャになった感じでした。

この三ツ池公園でのある試合の判定。守備側のバックスの選手からのバックパスをキーパーが手で拾い上げてしまって主審がホィッスル、ペナルティエリア内での攻撃側の間接フリーキックの判定かと思いきや、主審がそばで見ていたはずの副審にバックパスかどうかを聞きに行ってしまいました。副審もパスの出どころを見逃したらしく、バックパスかどうかはよくわからない、といった感じのジェスチュアー。そして、なんと、主審は間接フリーキックの判定を取消して、キーパーにボールを渡して、パント・キックから試合を再開させてしまったのです。攻撃側のベンチが大騒ぎしたのは言うまでもありませんが、この場合、バッククパスの判定でホィッスルを吹いた時点で、主審はその判定を押し通すべきで、副審の助言を仰ぐ必要は全くありません。バックパスの出どころを見ていなかったとしたら審判失格でしょう。万が一にも副審の助言が正しく、バックパスの判定を覆したとしても、キーパーがボールを拾い上げた地点でのドロップ・ボールが正しい試合再開の方法です。いかなる場合でも、キーパーのパント・キックからの試合の再開はルールにはありません。

さてさて、いろんなことがあった市大会の予選リーグでしたが、我が田奈SCの最上級生チーム、この第6ブロックを1位通過し、1部の決勝トーナメントへの進出を決めました。決勝トーナメントの第1試合目の会場は、前年度からあまり相性のよくない新子安のマリノス・グラウンドでしたが、第4ブロックを勝ち上がってきた駒林SCに6対1の圧勝でベスト8進出。準々決勝は、いよいよ、夏の全国大会に出場 (神奈川県1位) したSCHが相手でした。春先の荻野招待杯でも接戦で負けていたので子供たちのモチベーションは高かったようです、それにグラウンドも緑の芝の長浜公園でしたし。この試合、前半は一進一退の攻防で0対0。後半にSCHに1点を先取されたものの後半の半ばに同点に追いつき、それ以降も試合終了まで、攻めて攻めて押し気味に試合を進めながらの引き分けでした。PK戦では惜しくも3対4でトーナメントを勝ちあがる事は出来ませんでしたが、試合内容自体は、寄せも早く相手ボールにもよいプレッシャーをかけていたし、中盤が機能してパスがつながり右と左からの切り崩しも出来ていて、田奈らしさが出た本当によい試合でした。これで横浜市ベスト8で市大会は終了ですが、県1位のチームとの引き分けは、ベスト8以上の自信を子供たちにもたらしてくれたようです。

長浜公園での僕の審判の担当は、この後期の横浜市大会で優勝したバディーの準々決勝の試合の副審A1で、主審は2部のチームの方でした。試合の後半、バディーのFWの選手がドリブルで守備側の最終ラインを突破。それと前後して、左側のサイドをバディーのもう一人の選手が駆け上がってオフサイド・ポジションに。そして、副審A2の方がオフサイドの旗を揚げてしまいましたが、プレーに関与していないという判断かもしれません、すぐに旗を降ろしました。でも、旗が揚がった瞬間に、主審がホィッスルを吹いてアウト・オブ・プレーに。バディーのベンチからは「ドリブルでオフサイドはないはず、左側の選手はプレーに関与していない。」とすぐにクレームが入りましたが、主審は対応しないで、守備側の間接フリーキックで試合が再開されました。試合自体は点差も開いてのバディーの余裕勝ちではありましたが、ミス・ジャッジは否めないところでしょう。

この場合の主審としては、旗が揚がった時点ですぐホィッスルではなく、ドリブル突破なのでオフサイドにはあらず、左側の選手はプレーに関与していない、ことを即座に判断し副審A2に旗を降ろすように指示を出してプレーを止めないのが、もっとも正しい処理の仕方です。それでも間違ってホィッスルを吹いたとしても、オフサイドではないので守備側のフリーキックにはならず、守備側に反則があった訳でもないので攻撃側のフリーキックでの再開もおかしいので、プレーが止まった場所でのドロップ・ボールが再開の方法でしょうか。それでも攻撃側は納得してくれないでしょうけれど。主審としては、ボールを持った選手ばかりでなく、オフサイド・ラインを出てしまった選手がプレーに関与しているのかどうかなど、出来る限り全体を見ることも大事。それと、副審の判断ミスを即座に判断すること、その旗を降ろさせる勇気も必要です。この場合のように疑わしきは一瞬、間をおいてのホィッスルを吹くことを意識しておくことも必要になってくるのかもしれません。選手も必死です、この1点が決勝点になるかもしれない訳ですから、審判も頑張らねばなりません。

マニアというよりフェチに近い感じもしますが...ピッチフェチ?????...事務局


第3回

「青葉区冬季大会・予選リーグとその他秋からの招待試合など」

秋は横浜市大会と前後して練習試合とかいろんな招待試合が目白押しです。青葉区大会・神奈川県大会など、6年生にとっては最後の公式戦を控えてのこの時期の様子を、それと日記出来なかったその他のイベントと一緒に僕の審判日記をまとめてみました。

9月14日(土)・キリンカップ at 「子供の国グラウンド」:

昨年に続いてのキリン杯の審判で子供の国グラウンドに行って来ました。神奈川県と町田地区の3級レフェリーが審判を担当するので、僕にとっても勉強になる大会です。横浜は今年から青葉区の3級審判員の山根さんが割当てとかを担当していて、僕はお手伝い審判。雨の降りやすい季節でもあり、まだまだ暑い頃でもあり、森・林がたくさんある「子供の国」なので、虫除けスプレーが欠かせない大会です。郡市はそれぞれの地区大会1位のチームを出場させてきますが、横浜市は、Lの市大会ベスト4を郡市大会に、それに準ずる成績のチームを経験のためキリンカップに出場させるため、どうしても郡市のチームに勝てないようです。

9月21日(土)・千葉県遠征:

田奈SC会計担当のNaコーチの紹介で、千葉県浦安市へ遠征。高速湾岸道路の千鳥町インターを降りて東京方面に戻ったJR市川塩浜駅のそばの市営グラウンドが会場。縦80mX横50mの子供用のゴールで、東京のチームと千葉のチームと3試合を対戦しました。墨田区の「砂町FC」とは2対2の引き分け、幹事の「新浜FC」には4対1で勝利、お隣、舞浜の「明海FC」にも3対0で勝利、夏休み明けの他流試合としては、まあまあといった結果でした。でも、田奈FCの5〜6年生、まだ本調子ではないようです。後期の横浜市大会に向けて徐々に調子をあげて行きたいところです。

10月26日(日)・青葉区冬季大会抽選会:

春の区大会のベスト4を「シード+幹事」にして、冬季区大会の抽選会を青葉区スポーツセンターの大会議室で行ないました。春季大会はトーナメントですが、冬季大会は、SL(1〜2年)・23チーム、LL(3〜4年)・28チーム、L(5〜6年)・24チーム、それぞれのクラスが4ブロックに分かれての予選リーグを行ない、上位2チームがベスト8として決勝トーナメントに進出し優勝を争います。試合数も多いので、グラウンドの確保が大変。それから、年明けの県大会と新人戦が重なってしまうと予定がグチャグチャになってしまうのが青葉区冬季大会です。この日は大会要綱の説明を行ない、同一クラブから2チームをノミネートしているチームは同一ブロックに重ならないように注意しての抽選会でした。

11月16日(土)・桂台中学予定地グラウンドで練習試合:

田奈SCも昨年くらいから遠征試合に出ていて、5〜6年生では一昨年の暮れに埼玉に、1〜2年生は今年静岡に泊りがけで遠征しています。そして今年の5〜6年生は、日帰りでしたが東京湾を横断して、9月21日に千葉県浦安市に遠征しました。この日はそのお返しで浦安のチームを呼んでの招待練習試合です。浦安から新浜FCを、ご近所から横浜東FCに来て頂きました。新浜FCは、LL(3〜4年生)も一緒での総勢50人くらいの大部隊。田奈SCのお母さんたちも大ハッスルで、豚汁をグラウンドで作って招待チームに食べて頂きました。僕も合計4試合の主審を吹かされました。次回は、お得意の鉄板焼肉と焼きソバを僕がトライしましょう。こういう交流もいいですね。

11月23日(土)・青葉区冬季大会開会式と審判講習会:

青葉スポーツ広場を借りきって午前中に開会式を行ないました。でもこの日は、長浜公園での市大会の決勝トーナメントがあったので5〜6年生は不参加、僕は午後の審判講習会から参加しました。青葉区では4級審判になりたての方とか、これから取ろうとしているチームのお父さんコーチの方々のために、実技の講習会を開いています。区選抜の紅白戦を僕の主審で、副審を参加者が交代して行なって頂きました。ここで講習を受けられた方に限って、ライセンスを持ってなくても青葉区主催の少年サッカーの大会の審判を行なって頂けるようにしています。チームによっては、コーチの数が不足しているチームもあるようなので。でもやっぱり、最低、神奈川県の4級ライセンスは取っておいて頂きたいところです。指導者として子供にサッカーを教えるためにも、お願いします。

11月30日(土)・荻野招待杯:

厚木の荻野FCも毎年、好いチームをつくりますね。僕が一番最初に荻野に行ったのは、今の中学2年生が小学4年生の時の県大会のブロック予選の時でした。昨年の6年生の時は、荻野招待、綾瀬招待とか、いろんなところでの決勝トーナメントで対戦、確か3回とも同点で3回ともPK勝ちでしたっけ。今年も好いチームになっていて、春の県大会では決勝でSCHに負けて惜しくも全国大会を逃したそうです。この日はいつもの中津川スポーツ広場での荻野カップの予選ブロック、荻野FCと対戦させて頂いた我が田奈SC、惜しくも0対1で負けましたが、冬の県大会に向けてのよい練習になったのではないでしょうか。僕は、前日の夜、山口県でおいしいフグ料理を食べて、この日の朝、羽田空港から中津川に向かいました。ちょっとお酒が残っているような感じでしたが、1試合、走って主審を吹いたら絶好調。翌日の各パートごとのトーナメント戦を楽しみにしていましたが、雨で中止となってしまいました、残念。我が田奈SCの5〜6年生チームにとっても、横浜市大会決勝トーナメントでのSCHとの引き分け、今回の荻野との接戦で、ようやく県トップレベルの強豪チームをライバルに出来るレベルになってきたところです。県大会、頑張りましょう。

12月7日(土)・稲城招待杯:

他流試合にはもってこいの、東京は稲城市の招待杯です。調布とか、高尾とかの強豪チームが参加し、ヴェルディとも場合によっては対戦出来る大会です。1日目の予選リーグの会場は、多摩川沿い、ゴルフで有名な桜ヶ丘CCの右隣の下水道処理場の更に右隣にある、芝の南多摩グラウンドでした。大人のフルピッチは取れませんが、少年用では充分な広さです。でも、幹事の方が他会場とのバランスを考えてとおっしゃっていましたが、縦72mX横50mでピッチを取ってしまって、とてももったいない感じでした。子供用のゴールでも、縦80〜82mくらいとっても構わないでしょう。予選ブロックの相手は、稲城市の地元の「平尾FC」と、「富士FC」は日野地区で優勝して東京都の全国大会予選に出場した強豪チームとのことでした。東京はチーム数も多いので地区大会の上位チームだけが、都大会に出場出来るようです。我がチームは、主力の一人がマリノスのセレクションの最終選考で、もう一人の主力が怪我でダウン。その中盤を埋めてくれたのが5年生で、主力組より寄せも早く、相手チームにもよいプレッシャーをかけていたのが目立ちました。おかげで強豪チーム相手に2勝でプロック1位抜け。MF6年生のM君のゴールにズパッと決まったフリーキックは見事でした。途中で雨がパラついてきてSLの監督にテントを持ってきてもらいました。この日はなんとかもったのですが、またまた翌日は夜に降った雨のために順延、年明けも予定が立たず、ついに中止となってしまいました。前週の荻野招待杯も雨で取りやめとなっていて、招待カップ獲得ならず、残念。

12月15日(日)+22日(日)+23日(月)・青葉区大会予選リーグ:

夏合宿を終えてから見違えるように強くなった感じがする5〜6年生チーム、横浜市大会ベスト8の自信があふれた試合っぷりで、青葉区大会の予選リーグも断トツの強さで1位抜けでした。春の大会で準優勝の我がチームは田奈高校グラウンドの会場幹事。会場のセッティングとしては、午前8時からのグラウンド作りに始まって、本部席の設定とか、雨の降った時は水かきとか、なので桂台中学校予定地から机・椅子、テントとコーナーフラッグを持ってきたり、石灰もなかったので、また戻って取ってきたり、お父さん総出でグラウンド整備をしたり。それから、試合中も、路上駐車が出ないようにお母さんが交代で駐車場への誘導を行なったり、いつも大変です。今回のグラウンド作りのポイントとしては、テクニカル・エリアを8mくらいの幅でしっかりラインで区切って確立したところでしょうか。お父さんお母さんの応援席と別になっていたので、コーチからの作戦の指示もプレー中の子供たちにちゃんと聞こえていたようです。審判としては、非常にやり易いものですね。グラウンドの大きさは、大人用のゴールなので、縦84mX横52m、エリアの大きさをゴールエリア・5m、ペナルティエリア15m、PKマークまで11mとしてみました。

12月29日(日)・マスターズの練習試合:

忘れてはならないのが、神奈川県3部リーグ・Eブロックで1位優勝した田奈SC社会人のトップチーム。3部登録して3年目でのブロック優勝は見事です。この日は、年明けの2部入れ替え戦に備えての練習試合。相手は、同じく他のブロックで優勝した3部チーム、厚木のアンテロープ。グラウンドは桂台中学予定地で、サイズは縦92mX横64m、もちろん大人用のゴールで、エリアのサイズもゴールエリア・5.5m、ペナルティエリアまで16.5m、PKマークも11m、センターサークルの半径も9.15m。40分ハーフを2本と、30分を1本、僕が全部、主審を吹きました。やはり、ブロック優勝するだけあって厚木のチーム、いいコンビネーションでした。雨でぬかるんでのグラウンド・コンディションでしたが、最初の40分X2本は、田奈SCのいいところが全くなくての0対2でした。やはり大きいピッチでの練習は定期的に行ないたいものです。でも、こうやって、年末・年始に年明けの大会に備えての練習試合を気合を入れて行なえるというのは、選手たちも幸せです。いよいよ、天皇杯の準備段階になってきました。来年も頑張りましょう。

平成15年1月3日(金)・初蹴り:

昨年くらいから、年明けの初蹴りに、お母さんたち腕よりのうどんが出るようになりました。今年は桂台中学予定地グラウンドで、鳥ガラとゴボウでとってもいいダシが取れた醤油ベースのうどん、雪も降っていたせいか、すんごく美味しかったです。家でゴロゴロしていて追い出されてきた正月休み中の中学生OBも集まってきての楽しい初蹴りでした。でも、高校受験を控えた子もいたり、「えっ、もう高校受験なの?」ってボールを蹴っていたのは、たびたび登場してくれる3年前のキャプテンのKi君、サッカーしてる場合じゃないだろう、と言われながら、おいしそうにうどんを食べていました。中学受験を控えた主将と副主将の二人の6年生も、サッカーと受験を両立しながら頑張ってきていて、1ヶ月後の受験に備えいよいよ最終コーナーを回ってきたところです。

1月4日(土)・六会湘南台小学校グラウンドで練習試合:

初蹴り・うどん大会の翌日は、もう翌週の神奈川県大会に備えての練習試合。藤沢街道沿いにある六会湘南台小グラウンドで2試合半を行ないました。六会湘南FCとの第1試合は1対0の勝利でしたが、足柄FCとの第2試合は続けての試合だったかもしれませんが、いいところなく0対3、最後の六会湘南とのハーフは0対0。午後からは、田奈SCの3〜4年生も招待されての練習試合、いよいよ県大会モードです。この藤沢街道、今年はちょくちょく来ることになります。

1月5日(日)・横浜市新人戦開会式:

そして、5年生と4年生の混合チームが参加する横浜市の新人戦が県大会の合間をぬって行なわれます。全てトーナメント方式の1発勝負。来年度の新L(5〜6年生)の力試しです。開会式は横浜国際総合競技場のトラック部分を使っての入場行進だったようです。今年の5年生は、6年生に混じってのレギュラーが何人もいて、この時期の他チームの5年生レベルでは、飛びぬけた運動量と、試合慣れもしているのではないでしょうか。いよいよ新しい年の始まりです、皆、頑張って欲しいものです。僕は、SL(1〜2年生)の練習試合の主審を頼まれていて、恩田小学校グラウンド・縦56mX横38mのピッチで、10分ハーフの20分の試合を4試合、合計80分 (=大人の試合の1試合分ですか) を続けて主審を吹いてみました。地元のライバル元石川FCを呼んでの試合は、1年生のキーパーも頑張ってのとてもよい初練習試合だったようです。2年生チームは、春の区大会も優勝していて、冬季大会も連続優勝を目指している訳ですが、1年生チームも全員サッカー、元気いっぱいで、来年がすんごく楽しみです。でも、大人の試合の主審とか、6年生の主審とか吹いたあとの1〜2年生の審判は難しいです。

 

平成15年も頑張りましょう。

今回は長編ですね。今年もよろしく! 事務局


第4回

「神奈川県少年サッカー冬季大会」

- 2003年1月12日・13日 at 「大井松田・山田総合グラウンド」

冬の県大会です。低学年 (4年生まで) は夏の大会がないので県大会はこの冬季大会の1回だけ。高学年 (5-6年生) は、全国大会の予選を兼ねた夏の大会に続いて2回目後期の県大会で、合計387チームが参加、32ブロックに分かれての予選トーナメントが1月12日と13日に行なわれました。予選と言ってもトーナメントなので負けたらそこで終わりの1発勝負。夏の大会とか地区大会の成績も関係なくシードもない抽選なので、強豪チームと同じブロックに入ると決勝トーナメントが行なわれる中央大会出場のベスト32にはなれない訳です。

我が田奈SCの高学年チームは第15ブロックで、会場は東名高速の大井松田インターのそばにある山田総合グラウンド。インター手前の左側に東名を走りながらでも見える大きなグラウンドです。246杯でも会場として使われる事が多く、3年前の246スプリングカップでも来た事があって、あの時は林間SCといい試合をしたことが思い出されます。あの時の林間SCは強いチームでした。ここは駐車場も広く、高速路線バスの停留所がそばにあってバスに乗る人のための駐車場にもなっているそうです。会場幹事は足柄の大井少年サッカークラブ。グラウンドは縦80m・横50mの神奈川県少年サッカーの公式サイズ、子供用のゴールでした。大人の試合も出来るようですが、右奥に崖があってフルピッチは取れないようです。大人用のゴールが子供用のゴールの後方にたてて置いてあるため、試合中、ゴールを遠くから狙う選手にはちょっと紛らわしいかもしれません、主審の報告欄で指摘させて頂きました。それから、会場本部席の反対側のタッチライン沿いに控え席をセッティングしたチームがあって、副審A1の判定がしにくい場面もあったようです。他に控え席用の広いスペースもある会場なので、幹事チームから注意してもよかったかもしれません。

高学年の県大会なので、どのチームもそこそこの経験を積まれた審判を帯同していると思いたいところですが、監督やコーチを兼任したりですので、なかなかうまくいかないようです。1日目の割当てで僕が副審A1を担当した試合の主審は横須賀のチームのコーチの方でしたが、試合前の打合せを一切行なわずにピッチに入ってしまいました。そして、選手同士の挨拶が終わり、僕がゴールネットをチェックしている間に (だから当然、副審のポジションについていないのに) この主審の方に試合開始のホィッスルを吹かれてしまいました。慌てて副審のポジションについたためにちょっと右足の筋肉がびっくりしたようです。その日のあとの割当ての主審の試合中、痛みが取れませんでした。それにしても打合わせどころか主審と副審のアイコンタクトも何もなく開始された訳で、試合前の打合せをしない主審というのは要注意ですね。こういう主審は予想通り、あまり反則も取れないので、前半の終了間際、試合がだいぶ荒れたようでした。副審が旗をあげて取る反則にも限界があります。ハーフタイムの時、ゴールネットを副審がチェックしている時は試合開始をしない事、黒の審判ソックスはちゃんと上まであげておく事、もっとプレーのそばで見てあげて反則はちゃんととる事、などなど、たくさん注意させて頂きました。これとは別の試合でのこと、ショートコーナーキックの際に、戻しのボールをオフサイド・ポジションでもらってしまったキッカーがオフサイドである事を気がつかない副審もいたりで、観客から「オフサイド」と指摘されて慌てて旗を上げるのはみっともないですので、もっともっと勉強して下さい。

さて、予選トーナメントの結果です。田奈SC、1日目は無難に勝ち上がりましたが、2日目の対戦相手は予想通り、夏の県大会4位・横浜市大会も4位のFC本郷。お互い、中央大会進出をかけてのヤマ場という意識での試合は、全般を通して、双方、激しい攻防で互いに譲らずといった感じでした。後半、FC本郷のコーナーキックからのこぼれ玉を田奈SCがクリアーしきれずに失点してしまい、これが決勝点となってしまいました。本郷もだいぶ気合が入っていたようですが、惜しむらくは、本郷の背の高いMFの中心選手をマークしていた田奈SC5年生ボランチのKo君が足の負傷で交代した事でしょうか。この中盤からよいボールがなかなか出なかったのが敗因の一つかもしれません。5年生のKo君、この悔しさを来年にぶつけて欲しいものです。1点取られたあとのキャプテンのSi吾君、「まだ時間がある、だいじょうぶだ、追いつけるから頑張ろう、頑張ろう。」と大きな声を出していたのをみんな聞いています。1年たってだいぶキャプテンらしくなってきたと思います。攻撃的MFの副キャプテンMu君と中学受験の勉強に追われながら、この最後の県大会にかけてきていただけに、1点差負けは悔しいところです。他にも、ヴェルディに合格しているKi君、オスグートで足を痛めながらでしたがよく頑張りました。ヴェルディ相模原でサッカーを続けるのは、ロンドンから帰国して4年生から田奈に入ったFWのTa君と、香港から帰国して6年生から田奈に入ったMFのKitgwa君、この1年の伸び率は田奈SCの歴史に残るはずです。足の早いCBのOt君は、県中学ベスト8の奈良中でサッカーを頑張るそうです。キーパーのKam君は、空手の有段者、キャッチングは横浜1位のはず、キック力も破壊的ですね、コーチの誰もが君のキックは受けたがらなかったです。みんなで一緒に中央大会を目指して、本当に苦しい練習を頑張って来たのがわかっているだけに、悔しい敗戦、涙を流しながらの試合終了でした。でもよい試合だったと思います。皆、次のステップアップにつなげて下さい。

<余談>

低学年(4年生以下)の県大会は、予選で逆転あり、PK戦ありで、ブロック優勝。見事に中央大会進出を決めてくれました。
社会人の田奈トップチーム、神奈川県3部リーグのブロック優勝の勢いで、同じこの日1月13日、2部への昇格を争う入れ替え戦のトーナメント初戦でしたが、惜しくもPK負けでした。リーグ戦の同じブロックの2位チームが2部に勝ち上がったことからもわかる通り、力の差は紙一重です。今年はもう一度3部リーグからですが、もっともっと練習を積んで、小学生チームに負けずに頑張りましょう。


第5回

「青葉区少年サッカー冬季大会決勝トーナメント・準々決勝と準決勝」

- 2003年2月9日 at 田奈高校グラウンド

年末12月の予選ブロックを勝ち抜いた8チームによる決勝トーナメント、青葉区大会の5〜6年生の部の準々決勝と準決勝が2月9日(日)に田奈高校グラウンドで行なわれました。区大会はここからが、いよいよ本番。会場本部席は区の少年サッカー委員会が受け持ちましたが、田奈高校グラウンドのセッティングはやはり田奈SCが担当です。僕が、前日から机、椅子、コーナーフラッグ、メジャーなどのいわゆる「ピッチ作成グッズ」一式を車に積んでおいての、当日朝8時からのグラウンド作りでした。大人用のゴールなので、縦84mx横52mのグラウンドのサイズ、ゴールエリアとペナルティエリアはゴールポストの内側からそれぞれ5mと15mの幅。PKマークまでの距離を11mに取るのでペナルティアークはちょっとだけお椀型になりますが、仕方ないところです。ゴールエリアの横幅にちょうど入るようにセンターサークルを取るのでサークルの半径は約8.6m。これが、いわゆる田奈高グラウンド標準サイズです。

第1試合は、予選ブロックの順位の関係で、あざみ野FC6年生チーム対あざみ野FC5年生チームでしたが、貫禄であざみ野6年生チームの勝ち。第2試合、我が田奈SCは奈良FC5年生チームとの対戦、中学受験を終えた主将・副主将が戻ってきての久しぶりの試合のためか、最初はコンピネーションもちぐはぐでしたが、なんとか6対1で勝ちあがってくれました。3試合目は、あざみ野キッカーズと藤が丘FCの対戦、僕が主審を担当。両チームとも気合が入りすぎたせいか、あるいはどうしても勝ちたいという意識が強かったせいか、反則がちょっと多かったようです、厳しく取りました。左サイドからバックスの一人をフェイントで交わして切り込んでペナルティエリア外側付近でセンタリングしようとする攻撃側の選手に足を引っ掛けてしまった守備側の選手には、イエローカード。うまいセンタリングがあがればビック・チャンスですが、前にまだバックスが2人いたので、決定的な得点の機会を阻止したとは言えず、レッドカードまでは出せませんでした。それから、前半から手を出すプレーヤーに再三、(ファールに取って) 注意しましたが、なかなか直りません。サッカーは足でボールをコントロールするゲームで、手で相手の競技者に接触することは出来ないのが基本中の基本です。再三の注意にもかかわらず、後半もやっぱり手が出てしまって、そういう風にコーチに教えられているとは思いませんが、繰り返しの競技規則の違反に対して、やはりイエローカードでした。でも実際はプレーオンをかけてアドバンテージを見ることが多いのですが。第4試合は、春の市大会でも上位に進出した奈良FC6年生チームが風邪でお休みの子供が多く、10人のしらとり台FCに順当勝ちでした。

第5試合の準決勝は、いよいよ田奈SC対あざみ野FC6年生チーム。青葉区大会のルールで青葉区以外の選手はピッチに3人までというルールがあるにせよ、あざみ野FCは久しぶりの区大会優勝を目指してのレギュラー・チームです。2年前の区大会でも、同じ田奈高校グラウンドの同じ準決勝で対戦した田奈SC対あざみ野FCでしたが、超小学生プレーヤー(?)と言われた当時のあざみ野FCの大久保君と高橋君の二人(現在、マリノス・ジュニア・ユース)、青葉区大会初登場で一生懸命サッカーをやっていたことが懐かしく思い出されます。前半に、田奈SC左利きのFW・Ta君がワンツーで相手DFを交わしたあとスピードで左サイドを突破して角度のないシュートを流し込んで田奈SCが先取点。Ta君、相模原ヴェルディでも頑張って下さい。先取点を取られておしりに火がついたあざみ野FC、区大会はこんなはずじゃないのに、といった感じかもしれません。それに対する田奈SC、1点リードしてもなお追加点を取りにいくのが田奈SCのサッカーでしょう、中盤のキー・プレーヤー、ボランチのKi君も膝の痛みをこらえて頑張っていました。コーナーキックもいいボールを上げていました。中学から入るヴェルディの練習にもう顔を出しているそうです。でもさすがのあざみ野FC、攻める田奈SCの間隙をついて、前半終了間際、左サイドから個人技で最終ラインを突破したFWがゴールを決めて同点で後半に。お互いに攻守の切り替えも早くなってきて、決して蹴り合わず、つなぎのサッカーを両チームの子供たちが意識していて、見ていてもいい試合内容だったと思います。青葉区でもこのくらいのレベルの試合を常に行なっていきたいものです。

審判の観点からは、主審はもう少しそばでプレーを見てあげること、ファールを的確にとる必要があったことと、副審の方もラインを2〜3度はずしていたことをあげなければなりません。ラインの上げ下げも頻繁だったし、2列目からの飛び出しもあったりで、審判の経験を積むのにもよい試合だったようです。後方からオフサイドラインの裏のスペースにあがったロングボール、オフサイドポジションにいたFWの選手は自分がオフサイドとわかっているので下を向いたまま逆方向にすごすごと戻っています、そこに2列目からもう一人のFWがうまく飛び出して行きました、彼はオフサイドではありませんし、戻った選手もプレーに関与していないのでオフサイドではありません。自信をもってオフサイドの旗を上げた副審の方には、僕としては自分のチームの試合での判定なので言いにくいところでしたが、本部席の委員としての立場でハーフタイムに「二人ともオフサイドではないこと」を指摘させて頂きました。

試合は後半も半分以上すぎた時間帯に、ゴールキーパーの頭上へのロングボールがあがりました。あざみ野FCのキーパーも一生懸命ジャンプして弓ぞりになってよくキャッチしたのですが、着地した時にボールがゴールラインを超えていたようです。副審の方がよく見ていました、ゴールの判定。このプレーの判定のときの副審の動作のことも、僕は試合前の打合せの時にお願いすることにしています。キーパーがそのままパントキックの動作に入って、副審の方が左手を上に向けて、センターサークル方向にさしてしまうと、「入っていません、パントキックで結構です」という動作に見えるからです。こういう場合は、ボールがゴールラインをはっきり割ったということで、フラッグを大きく上にあげてゴールの合図を送ることをお願いしています。

試合はこれが決勝点となりましたが、終了間際、どうしても同点に追いつきたいあざみ野FCのFWがボールを完全にキャッチした田奈SCのキーパーにぶつかってしまいました。勢いが止まらなかったのでしょうが、タイミングとしては完全にレイト・チャージ。足も入っていたので、僕が主審で間に合わないのをわかって行ったと判断出来たら、レッドカード、勢いが止まらなかったとしても、最低でもイエローカードです。意識の中ではよいプレーを心がけている選手たちですが、試合中、主審があまり反則を取らなくなってくると、頭の中のどこかでこのぐらいまでは大丈夫という範囲が、徐々に広がっていく訳です。この試合を通してのジャッジの甘さが最後のプレーに現れてしまったと言えるでしょう。申し訳ありませんが、主審の方には、最後のプレーが出たのは審判の責任であることを自覚して頂きたくて、敢えて指摘させて頂くことにしました。

もう一つの準決勝は、奈良FCがあざみ野キッカーズにを破って勝ち上がりました。これで決勝戦は、春の大会に引き続いて田奈SC対奈良FCの対戦です。田奈SCとしては、2年前にあざみ野のレギュラー・チームに負けた同じ2対1のスコアで今年あざみ野FCにリベンジ出来て、何か因縁めいたものを感じます。気を引き締めて決勝戦を戦うことにしましょう。一方の横浜市の新人戦ですが、田奈4〜5年生の新人戦チームもまだトーナメントで勝ち残っています。この時点で横浜市ベスト16で、横浜市新人戦大会のスケジュールと重ならないように青葉区大会の予定を組むのに青葉区委員長も頭を痛めているようです。


第6回

「青葉区少年サッカー冬季大会・決勝戦」

- 2003年3月2日 at 青葉スポーツ広場

前日の大雨でグラウンドがビショビショになって向かえた青葉区大会決勝戦の日曜日です。本来であれば、全クラスそれぞれの決勝戦と3位決定戦、合計6試合を行なうのが青葉区大会の最終日なのですが、今年は、県大会に残ったチーム、新人戦に残ったチーム、これらの試合を優先したため、それと2月は意外に週末の雨が多かったせいもあって、どうしてもやり繰りがつかず決勝戦が3月にずれ込んでしまいました。LL (3〜4年生) クラスはまだベスト4が揃っていない事態となっています。先ず、青葉スポーツ広場に8時に駆けつけて、水浸しのグラウンドを整備。縦65mx横45m用の小さ目のピッチを作って、最初の4試合をSL (1〜2年生) クラスの準決勝と3位決定戦、決勝戦の4試合に充当しました。この4試合が終了した時点で、ラインを消してピッチを修正、80mx50mのグラウンドにラインを引き直して、LLクラスの残っている準々決勝と準決勝2試合を行ないました。LLクラスの3位決定戦と決勝戦は、3月半ばに延期です。

決勝トーナメントなので、同点の場合はPK戦で勝敗を決めることになります。青葉区大会のルールでは、各クラスの決勝戦のみゴールデンゴール形式の延長戦を行うことにもしています。この日は各チームの実力が伯仲していたせいか、ここまでの6試合のうち、1試合の延長戦を含んで4試合もPK戦を行なうことになりました。そしてこの4試合のうちのある試合、勝敗を決するためのPK戦で問題が起こりました。Aチーム対Bチーム、双方譲らず同点のまま後半終了のホィッスル。主審はセンターサークルに選手を集めて、PK戦を行なうことを通告、ピッチから出ないようにして各チームのベンチ前で監督から蹴る順番を聞きに行くように指示が出されました。ここでよく勘違いするコーチの方がいますが、この時点で前後半終了のホィッスルは吹かれましたが、まだ試合終了ではありません、大会規定によりPK戦が通告されたからです。なので、ピッチ上の選手は勝手にグラウンドから出ることは出来ませんし、コーチもグラウンドに入ることは許されません。これに違反すると、極端な話し、選手にはイエローカード、場合によっては監督・コーチに退場要請が出ることになります。選手の事を思いやってコーチがベンチコートをグラウンドに持ち込んで選手に着させるのも、審判は止めなければなりません。

さて、PK戦が開始されてからすぐに、Bチームから本部に対してクレームが入りました。AチームのPK戦でキーパーをしている選手が実は身体の大きいフィールドの選手で、後半終了時点の正キーパーが脱いだキーパー・ジャージを着てPK戦に臨んでいる、正キーパーの子はフィールド・ユニのままセンターサークルに座っているというのです。本部の担当者は、交替票が出されているのかいないのか、なかなか確認出来ないようですし、主審はPKが行なわれているゴール付近にいるし、という間にPK戦はどんどん進行して、最後の5番目の選手もキックを行なってしまいました。PK戦になってフィールドの選手がキーパーになることは、子供の試合ではよくある事ですが、登録票にキーパーとしてのサブ・ユニの番号の届け出などがない場合は、そのままフィールド・ユニでPK戦に臨むしかないでしょう。この場合、正キーパーのジャージを着るということは、場合によっては敵を欺くという「反スポーツ的行為」と判断される可能性がある訳です。もちろんその前にキーパーの交代は主審に告げられなければならないのがルールです。

このような場合を含めていかなる時も主審のジャッジが優先されるのがサッカーです、つまり、キーパーの交代に気がつかなければそのまま終了でも仕方ないのかもしれません。ですが、のちのちのBチームからのクレームを予想し、本部の上級審判員が主審を呼んで、キーパーが交代したことの連絡を受けたかどうかを先ず確認。副審も含めて連絡はなかったとのことで、本部で委員会のメンバーが集まって協議を行ないました。PK戦のやり直しか、このまま続行か、だいぶもめましたが、審判委員長の判断で、このまま試合を続行し、Aチームの行為、またそれを主審が違反と判断した場合はそれも含めて、関係機関、この場合は青葉区少年サッカー委員会に報告書を提出する、という結論になりました。

PK戦は、Aチームの5番目の選手がゴールを決めて勝利が確定しており、主審が改めて試合終了のホィッスルを吹き、Aチームの勝ち上がりが決定。Bチームからはそれ以上のクレームは出なかったようです。試合後、主審・副審を含めて委員会のメンバーで再度、協議を行ないました。先ずは、キーパーの交代に気がつかなかった主審のレフェリングが指摘されましたが、主審の間違いがあったとしても、それもサッカー。キーパーの交代はチームに認められた権利ですので、プレー (PK戦) の結果を覆すことは出来ないというのが、先ず第一の結論。そして、正しい判定として了解されたことは、キーパーの交代に主審が気がついた時点で、交代の申請が主審になされていないので、交代した2人の選手にイエローカードが出されて、試合はそのまま続行。この場合のように5番目の選手がキックを終了していても、まだ試合終了のホィッスルが吹かれていないので、交代した2人の選手にイエローカードを出して試合終了でもいいでしょう。イエローカードを出さないで試合終了して、関係機関への報告書でイエローカード相当の処分が必要の旨の記載を行なう、というのももう一つの方法かもしれません。

但し難しいのは、例えばPK戦で2番目の選手が蹴った時点で主審が気がついてイエローカードを出して、その交代してキーパーを守っているもとのフィールド・プレーヤーが実は試合中にも1枚、イエローカードをもらっていた場合は、その時点で退場になること。でもそこまでの結果は覆らない、代わりにピッチ内にいる選手がキーパーとして交代してPK戦を続行することになるでしょう。同じ1番のキーパージャージを無断で着たことに対してもう1枚のイエローを出すかどうかは、もうちょっと調べる必要があるかもしれません。と言う訳で、簡単に言うと主審が気がついた時点で2人にイエローカード、それまでのPK戦の結果は覆らずにPK戦を続行する、が正しい判定だということになりました。

裏話としては、この時、正キーパーのキーパー・ジャージを交代したフィールド・プレーヤーが着たことが違反だということに対して、Aチームのコーチから「フィールド・ユニのままでPK戦のキーパーをして、腕を擦りむいたらどうするんだ。」というクレームがあったことでしょうか。これは、上でも説明したように敵を欺くことにもなり、間違いなく違反です。フィールド・プレーヤーが交代する時、自分のユニフォームを脱いで、新しく入る選手に着せることが許されないことと考えるとわかり易いかもしれません。PK戦になって、キーパーが交替するのがチーム戦術であるならば、キーパーのサブ・ユニはチームが用意していなければならないのです。

そしてこのゴタゴタが終わり、高学年のLクラス (5〜6年生の部) の3位決定戦のあとのこの日の最後の試合、Lクラスの決勝戦は、今年、1勝1敗同士の田奈SC対奈良FCの対戦でした。田奈SC、前半の先取点を後半にロングキックで奈良FCに同点に追いつかれたものの、サイド攻撃を緩めず後半に勝越しの2点目をあげて振り切りました。左サイドの6年生・Ta君と、右サイドの6年生・Ktgw君が中央に送り込んだボールを、みんなでゴールに押し込むというかたちで攻めに攻めまくっての勝利でした。5年生のTkht君が2点をゲットしたのは、6年生と5年生がうまく融合してきたこの1年間の成果だと思います。やはり左からのボランチ6年生のKi君のセンタリングを Ktgw君がヘッドで落としたところを、Tkht君が押し込み、それをキーパーがはじいたところを Ta君のシュート、そのシュートがポストに当たって跳ね返ったところを、来年FWトップを任される予定の背の高い5年生・Su君が思いっきり蹴る、という素晴らしい波状攻撃も見られ、みんな、すごく楽しんでいるようでした。また、奈良FCが苦し紛れに蹴ったロングボールを田奈DFのキャプテン6年生のSi君、右足で難なくトラップし、ドリブルで前進、副キャプテンでMFの6年生・Mu君にパスをつないで、そこからサイドの Ta君・Ktgw君に渡して突破をはかる。あのトラップを見ているだけで、このチームが青葉区では1番、横浜市でもトップレベル、普通のチームに負けるわけがないなと思えます。

表彰式では、今年からメダルを寄贈して頂くことになったライオンズ・クラブの代表の方から、田奈SCの選手に一人ずつ金メダルを首にかけて頂いて、みんな、大喜びでした。大きな優勝トロフィーを持ち込んでの夜の祝勝会は、監督・コーチ・応援のお母さんたちを含めて、感激の焼肉料理でした。同日、ダブル優勝した低学年SLクラス (1〜2年生) は、ちゃんこ鍋の店での祝勝会だったようですが、最高学年の最後の公式戦で優勝すると「焼肉」です、来年・再来年も頑張って下さい。そして、横浜の新人戦でまだベスト4に残っている4〜5年生も、次はいよいよマリノスとの対戦です、堂々と田奈SCの試合をやってきて欲しいものです。

そしてこの区大会決勝の翌週、最後の試合となった6年生は、受験とか他の理由で4年生の時に退部した子に戻ってきてもらったり、低学年の助っ人にきてもらったりで参加した「つるま招待杯」でも優勝を飾ることが出来ました。東京・町田のチームを中心に6チーム総当りのそれぞれ5試合を2日でこなす招待杯、昨年はマリノス菅田なども参加していました。これで、我が田奈SCはこの大会、2年連続の優勝です。最優秀選手には、田奈SCに入って1年しか経っていない右MFの Ktgw君が選ばれて大きいメダルをもらっていました。1年前はリフティングも満足に出来なかった Ktgw君ですが、この1年間の伸び率は田奈SCの歴史の中でも一番でしょう。昔、香港で通っていたサッカー・クラブより田奈SCの練習の方が20倍きついけど、田奈SCのサッカーの方が100倍楽しかったと、コーチ泣かせの言葉を聞かせてくれました。他のみんなも、あの苦しい練習を本当によく耐えてきてくれたと思います。

そして、みんな、中学校にあがってもサッカーを続けて下さい。暇があったら、必ずグラウンドへ顔を出して下さい、後輩が待っています。どれくらいサッカーがうまくなったか、後輩とのゲームの中でコーチに見せて下さい。そうやって君たちも、先輩中学生にもまれて強くなったのです。この6年間、君たちと一緒に泣いて笑ったコーチがいつでもいますし、グラウンドには時々、県リーグに行っている社会人のトップ・チームもいます、君たちにもいい刺激になるはずです。そしてこれが、我が田奈SCの強さの秘訣で伝統です。みんな、これからも上のサッカーを目指してステップ・アップして下さい。卒業、おめでとう。


第7回
1月11日・「レフェリースクール」
at 「藤沢・県立体育センターサブグラウンド」

神奈川県サッカー審判協会では、審判員の技術力の向上とルール改正などの情報収集のため、毎月第2土曜日にレフェリースクールを実施しています。ほとんどの場合が藤沢市善行にある県立体育センターで行われるようです。平成14年度は15回程度の開催の予定で、上級審判員の更新のための走力テストなども行なわれています。そして、平成15年1月11日、筆者は、全国で一番厳しいと言われる神奈川県のサッカー3級審判員昇級審査への挑戦をこの体育センターのサブグラウンドで開始することになりました。

3級審判免許を取得するためには、検定を受ける方法と「3級審判員養成コース」で講習と筆記試験、そして実技指導を受ける方法と2種類があります。筆者としては、かなりの経験は積んできたと多少自負のある今までの自分の審判のやり方、考え方が正しいものであったのかをチェックしてみたいという理由もあったので、「3級審判員養成コース」での取得を目指すことにしました。平成15年度セミナーは2月23日が開催日ですが、セミナー実施要項に、「事前に1回、審判委員会開催の研修会あるいはレフェリースクール等で安全指導員の体力認定を受ける。」ことが条件となっているので、平成15年度セミナーへの申込締切り前最後のレフェリースクールでの体力測定を受けることになった訳です。セミナーの申込方法としては、「所定の申込書に地区審判担当者の推薦を得た上で」となっていて、筆者が所属する横浜1区では、4級審判員の更新講習会の開催を毎年担当して頂いている黒滝さんから推薦状を頂くことになります。審判手帳に記載してある4級審判員としての更新講習会の記録と審判の実績表のコピーを黒滝さんに送付しました。折り返し頂いた推薦状と申込書にも、1月11日のレフェリースクールで体力測定を受けること、という指導があったので、走ってみることになったのです。

セミナー受講者の条件として、

(1) 審判員としての良識を有する16歳から45歳までの心身ともに健康な者、

(2) 4級資格取得後、審判実績30試合(主審10試合、副審20試合)以上を経験した者、

(3) 200mを34秒以下(女子は39秒以下)、12分走で2600m以上(女子は2300m以上)の走力を有する者、

(4) 事前に1回、体力測定を受けること、

(5) 筆記試験、実技試験で、80点以上を取得出来る者、

という各項目がセミナー実施要綱に記載されています。

そして、この体力テストがなんと言っても第一の大きな関門となります。セミナー期間中に3回の体力テストがあり、閉講式で行なわれる最終のクーパー走(12分間走)では2700m以上が合格条件となりますので、少年の試合の審判だけやっていたのでは無理。筆者のような40歳を超えた商社で働く会社員としては、クーパー走の練習を本格的に行なわないと走れない記録です。なので、12月の忘年会シーズンも毎週1回水曜日の夜に公園で走り、正月もちょっとだけお酒を控えめにして望んだのが、1月11日レフェリースクールだったのです。走力テストの結果は、最初に行なった12分走で2620m、15分間くらいあいだをおいた次の200m走が30.90秒。ギリギリの記録でのセミナー受講条件のクリアーでした。クーパー走の練習に苦しめられた筆者としては、2月23日の開講日より、この日、平成15年1月11日を「3級審判の道」の第1日目にしておきたいのです。

社会人の試合を含めて年間100試合くらいの審判を努めている筆者としては、実技試験と筆記試験にはそこそこの自信があるところなので、第一関門突破は嬉しい第一歩という気持ちだったのですが、その自信が徐々に崩れていく「3級審判への道」の第一歩になることは、この時、まだ想像出来ていませんでした。そのまま崩れてしまうのか、見事、3級審判員資格をゲット出来るのか、どちらにしてもめったにない経験なので、このコーナーを借りて審判日記することにしましょう。力及ばず前者の (そのまま崩れてしまった) 場合にならないように、自分を奮い立たせる力にするつもりです。結果の出るまでの半年間の記録の開始です。

がんばれ!サトラキさん 事務局


第8回
2月23日「3級審判員昇格審査・平成15年度レフェリーセミナー開講式」
at 「藤沢・県立体育センターサブトラックと本館第2会議室」

昨年11月に体育センターで行われた神奈川県社会人3部リーグのブロック戦、チームの帯同審判として同行し主審を吹いた試合でした。味方からのバックパスをキーパーが自陣ゴールエリア内で拾い上げてしまった時の攻撃側のボールを置く位置でクレームを受けた時の模様は、本編「続審判日記(昨年の)第8回」でご紹介しましたが、悔しかったですね。ゴールエリア内の攻撃側の間接フリーキックは、ハーフウェイライン方向に真っ直ぐ戻ったゴールエリアの横のライン上という規定は、ルールブックの21ページに記載してある通りです。特に2002-2003年版では、「特別な状況」の「守備側のフリーキックは、ゴールエリア内の任意の地点から行う。」という点は、「本年度改正された部分」として符号「*」で何回も出てくる改正点です。試合後に攻撃側コーチから受けた「今年の改正で、間接はゴールエリアのライン上ならどこに置いて蹴ってもいいはずだ。ゴール真っ正面でもいいはずだ。」というクレームに対し、「攻撃側と守備側の間接キックを勘違いしていませんか。」としっかり反論出来なかったこと、ルールを熟知して出来ていなかったこと、クレームを受けた時にどのように対処するべきかの経験が不足していたこと、などが悔しかったのです。この悔しさが今回の3級昇進セミナーへの挑戦のモチベーションの一つになっていると思っています。

さて、開講式。午前9時に体育センターのサブトラックに集合、先ずは体力テストです。10数名の申込者があったようで、12分走で2600m以上・200m走34秒以内がクリアー出来なければセミナーに入講出来ませんと言われて開始。12分走の最後の1分は本当にきつかったですが、あの社会人3部リーグの審判の時の悔しさを、頭の中に無理矢理思い出させて、12分で2700mを走破しました。200m走は、参加人数が少ないせいか、5〜6分の休憩ですぐに走らされて今まででの記録で最低の32秒。ようやくのクリアーでした。そして、体調の悪かった参加者もいて、開講式の条件である2600mをクリアー出来なかった数名の方が、「今回は入講出来ませんのでお帰り下さい。」と言われていて、「ちょっと遅れても入れてくれるよ。」と以前言われていたはずが、「走力テストの条件はホンマもんだったのか。」とちょっとビックリ。真面目に練習してホントよかった、よかった。結局、9名が続いての筆記試験を受けることになりました。

「ルールブックに添付されている [競技規則に関する質問と回答] をよく読んでおけば大丈夫ですよ。」とチームの上級審判員にも言われていたし、選択問題だったら4級更新講習でもやっているのでどうにかなるだろう、ということであまり準備しないで臨んだこの日の筆記試験でした。ボールの大きさ・重さ・空気圧というのは、まあ、なんとなく覚えていた数字なので楽勝、オフサイドの選択問題も審判としては常識的な設問だったのでクリアー。でも 「(第6条)副審の任務を7つ答えなさい」 とか 「(第12条)警告となる違反7つを答えなさい」 という問題には困りました。つまり、ちゃんと暗記していなければ書けない設問だからです。「(第1条)フィールドの大きさ」 も、縦105・横68mという公式サイズは常識として覚えていましたが、「長さ=最小90m・最大120m、幅=最小45m・最大90m」 という正式な数字までは暗記出来ていませんでした。試験結果は87点で、これも合格圏内の80点以上をどうにかクリアー出来たようです。セミナー期間中はこれからあと2回の筆記試験がある訳で、ルールブックは暗記するしかないなと痛感。セミナー受講料の4万円を払って、筆記試験を受けた9名がそのまま開講式を迎えることになりました。半年間に及ぶセミナーでの講義や実技試験、1泊の合宿費用も含まれるので、受講料としてはこんなもんかな、というところでしょうか。でも、若い方には痛い出費かもしれませんね。そして、いよいよセミナーの開始です。

開講式のこの日は昼食を挟んで、「審判員としての態度・心得」 と 「競技規則の理解と適用」 という講義を受け、質疑応答などの時間もあって午後5時に終了しました。この日の競技規則の講義のとき、前々から疑問に思っていた「スローイン」に関しての質問を聞いてみました。よい機会なので日記しておきましょう。ところで「スローイン」ですが、筆者の職場の仲間でも「投げること(THROWING)」だから「スローイング」と言っている人も多くて、その度に 「投げ入れて(THROW-IN)、試合を再開することなので、[スローイン]が正しい発音。」 とクレームしています。筆者、職場では、小うるさいサッカーおやじかもしれません。

さて「スローイン」。「スローインから直接得点出来ない」 とか、「スローアー(投げる人)をアンフェアに惑わせたり妨げたりした相手競技者にイエローカード」 というルールは皆さん常識としてご存知のはず。そして、味方のスローインのボールを直接ゴールキーパーが意図的に手で扱った場合には、ペナルティーエリア外だったら直接フリーキック、ペナルティーエリア内だったら間接フリーキックが相手チームに与えられる。」 ことになります(33ページ、第15条)。が、ルールブックの103ページ [競技規則に関する質問と回答] には、「質問10: 競技者がスローインを行った。その競技者がボールを直接味方のゴールキーパーに投げ、ゴールキーパーはボールがゴールに入るのを両手で止めようとしたが、ボールはゴールに入った。主審のとる処置は何か? - 回答: 得点を認める。」 とあります。筆者、最初にこの箇所を読んだ時、「えっ」と思いましたね。「スローインの直接ゴールはないはず、キーパーが手で触ったら攻撃側の間接キックのはず、スローインが味方のゴールに直接入ったら得点ですか。」というのが、この開講式の日の講義中の質問でした。

講師の方の答えは、「この [競技規則に関する質問と回答] で言っているのは、“キーパーが両手で止めようとして手で触ってしまったが、ボールはゴールに入った。” と言っているもので、ボールがしっかりキャッチされてしまったら相手の間接フリーキックだが、ゴールに入ってしまったのはゴール。」という説明でした。なるほど、と思いつつも、それなら “手で触ってしまったが入った。” と書くべきではないかと思い、帰宅してからインターネットでルールブックの英語版を開いてみました。いわく、「Question: A throw-in is taken by a player. He throws the ball directly to his Goalkeeper who attempts to stop the ball entering the goal by using his hands. However, the ball enters the goal. What action does the referee take ? - Answer: A goal is awarded.」 とありました。

直訳すると、「キーパーがゴールに入ろうとする (味方からのスローインの) ボールを止めることを試みた、彼の手を使って(つまり触って)」 という事になります。つまり、日本語訳では、手で触ったかどうか不明ですが、英語では、「by using his hands (使用して)」とありますので、本来は触ってからという質問だったようです。日本語訳の際に、もう少しサッカーに詳しい人が翻訳した方がよかったのかもしれませんね。でも、キーパーが味方からのスローインのボールを止めることを試みること (attempt) もしないで手でも触らず、だまって見ていてゴールに入ってしまったら、ゴールラインを割ったということで、相手側のコーナーキックになるのでしょうか。新しい疑問です。でも、まあ、だまって見ているキーパーも常識的にはいないはずですし、相手テームがシュートするチャンスをねらっているはずですから、現実的には可能性の少ないコーナーキックのはずです。ルールブックをよく読んで、他の箇所での疑問点をまた質問することにしましょう。せっかくのセミナーですから。このコーナーを覗いている方で、ルールブックのことで質問のある方は疑問点をお寄せ下さい。筆者が、次の講義で聞いてきますので


第9回
3月1日・「第2回審判研修会」
at 「藤沢・県立体育センター本館第1会議室」

2月23日の開講式のあとの第1回研修会のあとの第2回目の研修会です。3月1日土曜日の夕方6時に集合、午後9時に解散。研修室は暖房がきいていないので、ベンチコートを着込んでの講義でした。特にこの日、外は大雨で結構寒かったです。講義内容は2項目で、第1時間目が、横浜市総合リハビリテーションセンター整形外科の鈴木栄一先生の「審判員の応急知識と処置」についての講義。日本サッカー協会のスポーツドクターでもいらっしゃる鈴木先生の講義は、スポーツ傷害と現場での応急処置の基礎知識と、外傷・障害のない環境作りとして、@危険なプレーの防止、特に後方からのタックルの禁止、Aメディカルチェック・体力テストの習慣化、そしてB日本協会による指導指針の徹底、などが説明されました。

2時間目は神奈川県審判委員会の氏平祐輔委員長による「不正行為・不法行為の具体例とその対応」の講義。ルールブック第12条を中心とした講義と質疑応答でした。印象的な言葉は、「主審は勇気をもって、迷わないで笛を吹く。悩みは見せない。」、そして「違反は、早いほう、重いほう」の原則ということでした。競り合っているプレーヤー同士が同時に反則を犯したように見えた場合でも、より早く反則を犯したほうを罰する、また、一人のプレーヤーが同時に2つ以上の反則を犯した場合は、より重い反則をとる、ということです。いずれにしても、出来るだけ近いポジションで見ること、そしてより多くの経験を積むことが大事ということでしょうか。

この「重いほうの違反」というのは、ルールブック第5条の「主審」のページで説明されている18項目ある職権と任務の項目の第12番目、「競技者が同時に2つ以上の違反を犯した場合は、より重大な違反を罰する。」にも書いてあるとの説明でした。また、同じページ、第8番目、「競技者が重傷を負ったと主審が判断した場合、(主審はすぐに)試合を停止し、負傷者をフィールドから運び出させる。負傷した競技者は、試合が再開された後にのみフィールドに復帰ができる。(カッコ内、筆者脚注)」の下線部分が、本年度の変更点である、との説明でした。治療のためにフィールド外に出たプレーヤーはちゃんと治療を受けること、また、時間浪費のために倒れることは認めない、一旦、治療のため出たプレーヤーは、その治療のために停止された試合が再開される前には戻れない、つまりは、わざと倒れた場合は、一人少ない状態が続く、ということになる訳です。

講義としては、なかなか面白い内容でしたが、「主審の職権と任務」の18項目の説明を受けてしまったので、次回の筆記試験には、間違いなく、この箇所が文章問題として出るな、と予想出来る訳で、来週までに、この18項目を全部暗記かなと、少々、暗い気分となりました。通勤の電車の中で「LAWS OF THE GAME 2002/2003 (サッカー・ルールブック)」を一生懸命暗記する姿もなかなかのものでしたが、結果、その翌週の宿泊研修の際の筆記試験では、予想通りこの箇所が出て、主審の役割を全部書くことが出来ました。やれやれという訳でしたが、残念なことにこの宿泊研修の筆記試験では、「ハーフタイムのインターバル」と「ロスタイム」の項目をうまく書くことが出来なかったようです。反省の意味もこめて今回の日記に記載しておきましょう。

第7条・試合時間。「ハーフタイムのインターバル」=「@競技者はハーフタイムにインターバルをとる権利がある。Aハーフタイムのインターバルは15分を超えてはならない。B競技規定にはハーフタイムのインターバルの時間を規定しなければならない。Cハーフタイムのインターバルの時間は主審の同意があった場合にのみ変更できる。」

「空費された時間の追加」=「次のことで時間が空費された場合は、前、後半それぞれ時間を追加する: @競技者の交代、A競技者の負傷の程度の判断、B負傷した競技者の治療のためのフィールドからの搬出、C時間の浪費、Dその他の理由。空費された時間をどれだけ追加するかは主審が判断する。」

つまりは、ルールブックをほぼ暗記していないと、筆記試験での満点は取れないということでしょう。まあ、とにかく80点以上を目指して頑張ることにしましょう。そして、いい機会なので、「競技規則に関する質問と回答」にある関連項目をご紹介しておきます。「ハーフタイムのインターバル」については、ルールブックの81ページ・第5項にあるように「プレーヤーには最低5分間の休憩を取る権利がある」ということ。それから「ロスタイム」についても85ページの第2項に、「質問:空費された時間を補うか否かを決定することは、主審の判断に任されているか? - 回答: NO、主審は試合の前半、後半のそれぞれに空費された時間は追加しなければならない。しかしながら、どれだけの時間が空費されたかは、主審の判断に任されている。」なのです。

試合予定が遅れ気味で、両チームのキャプテン同士でハーフタイムのインターバルをなしにしようと合意しても、プレーヤーのうち1人でも休憩を要求した場合は、それを認めなければならない、ということです。主審も一生懸命走っている訳ですから、休憩を取らなければならない訳で、かってに合意されても困ります、そのためにも本文の第C項目で、主審の同意があった場合にのみ変更出来ることになります。また、空費された時間が全くなかった場合を除き、ロスタイムをゼロにする権利は主審にはありません、必ず取ることが規定されています。何分くらい取るのかが、主審の判断に任されている訳です。

「競技規則の理解と適用」は、第1回目の研修で提示された「審判員としての態度・心得 -3級審判員昇格を目指して-」にもしっかり記載されている項目で、ちゃんとルールブックを暗記していれば、試合中の咄嗟の場合も対応・適用出来る訳です。つまりは、ちゃんと暗記していないと3級審判員に昇格出来ないことになります。ルールブックは覚えるしかないようです。しばらく通勤電車の中で目を通すことにしますか。


第10回
3月8-9日・「宿泊研修会」
at 「藤沢・県立体育センター」

3級審判員昇格審査の必須課程の一つである「サッカー審判宿泊研修会」です。3月8日の午後3時に藤沢善行の県立体育センター・サブトラックに集合、先ずは体力テスト。レフェリースクールでのクーパー走を入れると、今年3回目の走力テストです。週1回、水曜日の夜の練習の成果が出始めているのでしょうか、この日のタイムは、12分走で2710m、200m走は31秒でした。これで残る1回の走力テストは、最後の閉講式のテストだけですが、少しでも楽に走りたいので水曜日の練習は続けることにしましょう。走力テストのあとの筆記試験は、前回の日記の通り、「第5条:18の主審の職権と任務」を暗記出来ていたので、何とか80点以上をクリアー出来たようです。セミナー参加者の何人かは、これを暗記出来ていなかったため、翌日の朝食のあと、追試をうけさせられていました、結構、厳しいセミナーです。

夜の講義では、1級審判員の中原美智雄氏の「対角線式審判法」と「体力の維持管理」のお話し。週末のJリーグとかの審判のため、体力維持はもっぱら平日の夜の走力練習で行なうとのことで、「皆さんも3級審判員に昇格するためには、最低でも週3日は走って下さい。」とか、特に「仕事から帰って来て雨の日は走れないという方もいらっしゃいますが、サッカーは雨でも試合がありますので、走力練習も雨の日こそ、気合を入れて行なって下さい。」との説明を受け、そんなに大変なライセンスを取ろうとしているのか、と少々暗い気持ちになってしまいました。こんな時はぱっと一杯飲んで寝てしまえばよいのですが、研修所は禁酒のため宿泊施設の二段ベッドの中でなかなか寝付けない夜をすごすことになったのでした。

宿泊研修会2日目はちょっと冷たい風が吹いていましたが、快晴。朝食のあと前夜のグループ討論の結果を発表してから、体育センターの土のグラウンドへ。この日は社会人サッカー関東大会予選を兼ねた「会長杯」の試合の予定で、そのトーナメント1回戦の試合を利用しての3級審判員の2級昇格試験が行われることになっていて、その試合をセミナー参加者全員で見学することになりました。副審は2人とも現役パリバリの2級審判員で、インストラクターもかなり厳しそうな感じでした。それに3級昇格セミナーの参加者が多勢で、試合前の打合わせからメモ書きしているのですから、昇格試験を受けるご本人、緊張するなという方が無理かもしれません。

試合は、さすが神奈川県2部所属のチーム同士ということもあって、プレーもうまいし面白い試合でした。主審もよく走っていたし、カードの出し方もまずい点はなかったし、ゲームコントロールも出来ていたように、筆者には感じられたのですが。試合後の反省会では、それでも、副審からもきつい言葉が出ていて、インストラクターもこんなに厳しく見ているのかと、筆者もかなりドキドキしてしまいました。反省会での指摘その一、試合開始直後のスローインの判定で、副審が自分の近いところで出たボールの方向に関し、遠いところにいた主審が主審の判断を押し通してしまった逆の判定。2級の副審は、「えっ、全く信用してもらってないの、もう帰ろうか、今日は何しに来たんだろう、と感じました。今日の試合で初めて組む審判同士でもある訳だから、完全に打合わせ不足。だから、こんなばらばらの判定になってしまった。」とのコメント。インストラクターからも、「打合わせ、遠慮している。自分が主審なんだから、上級審判員が副審でも、主審がこうして欲しい、ああして欲しいともっと積極的に打合わせを進めるべき。」との指摘でした。

インストラクターからは更に厳しいコメント。その二、「前半と後半、それぞれ終了間際、集中力が切れてきたせいか、口をあいて口で息をしていたりあごがあがっていたように見え、逆の判定があった。フェアプレーでお互いうまいチームだからよかったが、荒れたチームなら文句がガンガン出たところ。」とか、その三、「ポジションと見る角度が悪いせいか、選手との接触が3回、ボールに1回、当たってしまった。まだ、自分がプレーヤーの走り方をしているのではないか。」とか。

細かいところでは、その四、「イエローカードの笛の大きさと他のファールの笛の大きさが同じ。後半6分と24分のカードは、笛を2〜3回もっと強く吹いて [おまえがイエローだあ〜] という気持ちが出てもよいくらいのラフ・プレーだった。」とか、その五、「そのイエローカードの時のペナルティエリア付近でのフリーキック、攻撃側の早いリスタートを主審が (カードを出された選手名の) ブッキングしている最中ということで笛で止めてもう一度蹴らせたが、ブッキングは関係ない、攻撃側の早いリスタートを止めるべきではない。ボールの前に立つとか、副審の協力を得るとか、ブッキングする方法はある。」とか。その六、「ファールを受けたと選手が主張したときは、[ノーファール] とか、[続けよう] と声でフォローすること。選手には、ちゃんと見ているから、という意志表示をするべき。」とか。

その他もいろいろなコメントがあったのですが書き切れません。筆者は、反省会終了後、「帰ろうかと思った」とコメントされた副審の方に、「(試合開始直後にそんなギクシャクがあったから) オフサイドぎりぎりのプレーの時、主審がアイコンタクトを求めても、右手をあげてノーオフサイドという合図を出さなかったのですか (無視したのですか)。」と聞いてみましたが、「ハハハ、そうではなくて、上級の試合になると、そんな右手で合図を出す暇があったら、もっと一生懸命、ラインキープに集中して下さい、と指導されているからです。上の試合では、ほとんど、誰も右手の合図は出しませんよ。」との説明でした、筆者、とんだ勘違い。「でも、そういうことも含めて、初めて組む主審・副審だったら、もっと試合前の打合わせを綿密にやるべきでした。皆さんも試合前の打合わせは怠らないで下さい、必ず、メモを取るようにして下さい。」とのことでした。試合前の打合わせは20分間くらい行われていましたが、それでも足りないということのようでした。4月から始まる、実技テストが、今から思いやられるところ、ドキドキです。


第11回
4月6日「旭区社会人リーグ」
at 「藤嶺会グラウンド」

いよいよ3級審判員昇格実技審査の1日目です。神奈川県審判協会が横浜市旭区サッカー協会にお願いして、旭区社会人リーグの試合の場を借りて実技審査をすることになりました。この日の会場は国道16号線沿い上川井にある「藤嶺会グラウンド」。4月6日の5試合のうちの4試合を3級セミナー参加者9人が分担して審判を行ないました。筆者がセミナーのトップで午前10時30分の試合の主審を吹くことになって、予定表は前もってファックスで連絡があったのでこの日のトップバッターはわかっていたのですが、前夜は緊張のために中々寝付けず。「試合開始の最低1時間前には試合会場に到着してインストラクターに挨拶をしておくこと。」と審判協会から言われていたせいか、早めに目が覚めて試合開始の2時間も前にグラウンドに来てしまいました。旭区社会人サッカー協会の会長さんは、横浜市少年委員会でいつもお世話になっているNagさんで、初めてのグラウンドではありましたがちょっと安心。「3級目指して頑張って下さい。」と激励の言葉を頂いて、さあ、本番です。

筆者が主審を吹く試合の副審はセミナー同期のTakさんとKawさんの予定でしたが、Kawさんが仕事の都合で欠席ということが事前にわかっていて、旭区に予備審判員をお一人手配して頂きました。この旭区の予備審のSatさん、すでに3級審判員で、このあともいろいろ教えて頂くことになります。実技審査は試合前の打合わせから開始。インストラクターの方にも同席頂き、普段の子供の試合の時よりも長めに約20分間の打合わせ。自分より上級の審判員が副審にいるとかなり緊張します、インストラクターの方も厳しそうな顔で聞いていますし。

試合は、お互い旭区で何回かプレーしているチーム同士のせいもあってか、プレーヤーも県の審判協会からたくさん上級審判員が来ていることを知っているせいか、そして結果も5対1とちょっと一方的な展開でもあったしで、それほど荒れたプレーも出ませんでした。ゲームコントロールという面ではそれほど難しい試合ではなかったと思いましたが、後ろからのラフプレーでイエロー・カードを2枚出しましたし、前半の終了間際にはPKも宣告しました。判定基準としては、間違ってなかったと思っています。

で、試合後の反省会。インストラクターからのコメントその一、先ずは試合前の打合わせのことから。「時間をかけて打合わせをすればよいというものじゃない、何が一番重要なのか、その重要性の高い順序で打合わせをすること。なので、オフサイドとかファールの取り方とかよりも、やはり得点の確認方法の打合わせが大事なはず。キーパーのゴールのはずのボールの掻き出しの行為とか、試合の中でのPKの際の役割分担とか。最初から完璧な打合わせなど出来るはずもないので、打合わせ事項を紙に書いて用意してもよいから、だらだらとやらないこと。主審として副審にして欲しいこと、合図の出し方、イニシアチブをとって打合わせに臨むこと。」と、最初から注意を受けてしまいました。

それから、「この試合の主審を行なうにあたってどのようなことを注意して臨んだのか。」という質問。これは宿泊研修の時に、実技では必ず心構えを聞かれるので準備しておくことと言われていたので、「(1)試合の前後半を通して集中を切らずに走ること、(2)反則はきちんととること、(3)基準を一定にしてとること、(4)出来るだけラフプレーのないように試合をコントロールすること、(5)プレーオンの声・動作をはっきり出せること。」と答えました。注意事項その二、これに対しては、「(1)走り込みがまだまだ足りない、(2)、(3)反則の基準が低い方で一定している、取れていない反則もある、(4)フェアプレーのチーム同士だったからラフプレーが出なかっただけ。」とかなり厳しいコメントでした。

特に、「ポジションが悪いから反則を見れていない」という指摘は、反則はしっかり取れたと思っていただけにショックでした。「走っている範囲が、幅で言えばペナルティエリアの幅を縦に伸ばした中だけで走っているので、争点を横から見ていない、もっと回り込むことが必要、そのためには、もっともっと走力がないと回り込めない」とのことでした。で、前半35分に副審寄りのペナルティエリア付近で守備側が押したプレーがあったが、主審の角度が悪くて見れていなかった、あの場面は右サイドからボールを持ち込んできた攻撃側のプレーヤーを守備側が防ぐという場面なので、対角線の位置はあまり気にせず争点に早く近寄ることが必要、もっとよい角度で見ること。」という注意。この「回り込む」という走り方、今後の課題となりそうです。

その三、「少年の試合で慣れているせいか、スローインの際に『Aチームのスローイン』」とか、『ゴールキック』とか、いちいち声を出すことは不要、笛も不必要な笛は吹かない、大きな動作で判定を出すことが重要。」との指摘。でも、2つのイエローカードはよく出せた (つまりよい判定ということ?)、それからPKもよい角度から見ていての判定だったと誉めて頂いた判定もありました。そしてその四、細かいところでは、「Aチームのユニフォームは半袖だったが、フィールドプレーヤーに一人だけ長袖がいた、注意すべき。」との指摘。そう言えば、前回日記した体育センターでの試合でも、主審がユニフォームをパンツから出していたプレーヤーを注意していましたが、審判の役目です。でもこの日は、そういった余裕はありませんでしたね。

この日は、この主審の試合のあと1試合あいだをおいての試合にも副審の割当てが入っていて、筆者の主審の試合の反省会が終るとすぐ、次の試合の打合わせとなりました、結構きついスケジュール。主審は筆者の試合で副審をやってくれたTakさんで、もう一人の副審は同じセミナーのSaiさん。筆者は副審ということもあってちょっと気分的には楽、でも主審担当のTakさん、筆者の試合でかなり厳しいコメントが出たせいか、かなり緊張しているようでした。そのTakさん主審の試合、後半タイムアップの10分も前に時間を勘違いして試合終了の笛を吹いてしまいました。インストラクターも副審も、そしてプレーヤーもみんなビックリしてしまいましたが、でもドロップボールでのリスタートは落ち着いていました。そして終了間際のラフプレー、完全にイエローカードの判定のはずでしたが、カードを出す雰囲気がなかったので、副審の筆者が一生懸命、アイコンタクトとボイスレスの口でのアドバイスでカードを出すように助言。試合後の反省会では、インストラクターから、「カードは当然の判定でした。」と誉められて、Takさんから「助かりました。」と、これもボイスレスのアイコンタクトで感謝の言葉。セミナーの同期同士、お互いにヘルプしながら頑張りましょう。


第12回 「審判実技試験とその他春季大会

4月から始まった3級審判昇進のための実技試験と横浜市大会・神奈川県大会の春季シリーズの様子を日記形式でまとめてみました。この時期、個人的には会社の人事異動でますます忙しい部署となり、審判試験のあと会社へ休日出勤ということもあったりで結構、大変でした。でも、子供たちだけでなく、田奈マスターズも今年こそは神奈川県社会人2部昇格を目指し頑張っているようですし、筆者も負けずにベストを尽くすことにしましょう。

4月27日(日)・「旭区社会人リーグ」 for 審判試験 at 「神明台グラウンド」:

3級昇格実技試験の2日目は、前回同様、旭区社会人リーグをお借りしての3試合。場所は旭区と瀬谷区と泉区の境にある神明台スポーツ広場、96mx68mの広さでした。事前連絡では2試合とも副審の担当だったのでちょっと気を楽にして会場に到着したのですが、1試合目の主審担当の若いSmz君が足の故障のため出来ないとのことで、急遽、筆者が主審をやることに。心の準備が出来ないままに、それと打合わせも充分出来なかったせいか、主審としての出来はあまりよくない方だったかもしれません(言い訳ですが)。ペナルティ・キックの判定でプレーヤーから抗議も受けたし、と大反省。

インスペクターからの試合後の反省会での指摘も、副審が視野に入るポジショニングをもっと意識すること、バックステップ・サイドステップが足りないこと、基本的なところではフリーキック・スローインの指示の時の手は曲げないで真っ直ぐにもっと高く上げること、などなど。それから問題のペナルティ・キック。キッカーが蹴る体制に入った瞬間(助走スタート直後)、副審がフラッグを挙げてゴールキーパーの足が前に出た不正を申告、蹴る瞬間に主審(筆者)がホィッスルを吹き、キーパーが一瞬動きを止めたように見えたがボールはゴールの中に、このゴールを認める判定のホィッスルを吹いてしまい守備側から抗議を受けた、この一連の動きについて、「とんでもない判定で、副審も副審だが、主審も主審。二人がバラバラだったのは打合わせ不足が原因。よく反省すること。」と厳しく注意を受けました。

キッカーが蹴る直前にフラッグは挙げない、仮に挙がったとしてもキッカーの動きは止めようもないので、主審はホィッスルをむやみに吹かない、プレー終了後に、ゴールが決まればゴールの判定、入らなければやり直し、というようにルール・ブックに従った判定を心がけること、との説明でした。言われてみれば当たり前のことなのですが、副審との連携不足は指摘されて当然。このことがあってから、試合前の打合わせには必ずペナルティ・キックの際の連携を注意事項として入れることにしました。

4月19日(土)+5月5日(月)・「横浜市大会予選ブロック」 at 「柏町グラウンド」:

久しぶりに5-6年生チームに帯同。春の市大会の予選ブロックは旭区の柏町グラウンドで行われました。会場には、審判試験でもお手伝い頂いている3級審判員の Satさんが幹事席に座っていて、筆者の主審の試合をじっくり見て頂きました。筆者はロスタイムのとき時計を止めたことを忘れないように左手を顔のあたりまで挙げて待つ癖がありますが、「ファールの表示なのか間接の表示なのか紛らわしい。プレー中に時計を見過ぎ、終了間際以外はアウト・オブ・プレーの時に時計を確認する。」などなどご指摘を受けました。でも試合中のポジションの移動線を描いて頂き、「対角線を中心に幅広くよく動いていますよ、いいんじゃないですか。」との激励も受けました。ここまでの2試合の主審試験はボロボロ言われていたので、次の試合からは自信を持って吹く事にしましょう。

さて、田奈SCの5-6年生チーム、同じブロックに入った瀬谷FCは、246スプリング・カップでも厳しい試合をした相手です。そのライバルを1対0で破り、予選ブロックの最終試合は、幹事チームの今宿。試合開始早々、田奈FWのTkt君がキーパーと1対1になり、ペナルティ・エリアのちょうど外でそのキーパーをかわした瞬間にキーパーの手がTkt君の足にかかり転んでしまい、ボールはゴールの外へ。ルールブック第12条にある「決定的な得点機会の阻止」ですので、キーパーの退場という判定のはずですが、判定は、なんとただのゴールキックで、攻撃側のフリーキックにもなりませんでした。社会人の試合だったら多分、大騒ぎになる判定です。試合はその後、押し気味の田奈がリードはしているものの、転んだTkt君、膝を強く打ったようで調子が出ず追加点がなかなか奪えず終盤に。手が出たり、押したりの反則がなかなか反則として扱われないうちの終了間際に同点に追いつかれて集中が切れたロスタイムのフリーキックで勝ち越しを許しての敗戦。審判のチョンボで試合結果がひっくり返るという典型的な試合でした。田奈SCはブロック2位通過とはしたものの強豪ひしめく決勝トーナメントを迎えることになってしまいました。判定はしっかりとしなければならないということを改めて肝に銘じて次の審判試験も頑張りましょう。

5月11日(日)+18日(日)・「神奈川県大会予選」 at 「マリノス追浜グラウンド」:

夏の全国大会の神奈川県予選を兼ねた春季県大会です。3級審判試験のメンバーは、小学生チームのコーチをしている方も何人かいて、この県大会の2週間は「都合悪い」という希望が多かったため、実技試験は入っていませんでした。おかげで市大会の予選からこの翌週の市大会の決勝トーナメントと4週間連続で子供の試合の帯同となりました。子供の試合を吹く他のチームの審判の判定がだいぶ気になってしまうのは仕方ないことでしょう。

そしてブロックの決勝戦の主審を吹くことになった筆者ですが、二人の副審の方、4級のワッペンを貼ってはいましたが、ちょっと太りすぎで、ちゃんと走れるかなと心配になりました。縦80mx横50mの小さいグラウンドですから、ゴールラインまで走って下さい、スローインの方向は主審が見ますから、最低でもオフサイド・ラインを外さないで下さいとハーフタイムの時、ついにお願いしてしまいました。前半・後半と2回ずつ、明らかにオフサイドのプレーを見逃していたので、主審の判断でオフサイドを取りました。審判試験であれば、この試合の副審の方は二人とも失格です。試合終了後も、「プレーヤー(小学生ですが)も一生懸命やっていますので、副審も一生懸命走りましょう。」とコメントしました。「走れと言っても走れません、無理です。」とのお答えでしたが、「であれば、例え子供の試合でも審判を引受けないで下さい。」と申し上げました。

残念ながら田奈SCは、大会が続いていて疲れのせいか、2回戦をPK勝ちしましたが、翌週のブロック準決勝の試合は1点差の惜敗でした。筆者が吹いた決勝の試合では、2点負けていた「滝の沢FC」が後半の後半に1点返し、ロスタイムで同点に追いついたあと、PK戦を5対4で「津久井ペガサス」を破り中央大会の切符を手にしました。あの終了間際の「勝つんだ」という全員攻撃の迫力はすごかったです。我がチームも見習わなければならない点でしょう。

5月25日(日)・「横浜市大会決勝トーナメント」 at 「神明台グラウンド」:

県大会が優先されるので、市大会は県大会の予選と中央大会の合間をぬって行われます。社会人の試合の時はいつも縦96mx横68mで使う神明台グラウンドですが、この日の5-6年生の試合のため、縦90mx横60mで大人用のゴールを使っての決勝トーナメントでした。午後からの3-4年生も同じグラウンドを使っての決勝トーナメントでしたが、更に小さい学年にはちょっと無理があったかもしれません。5-6年の部の田奈SCは予選ブロック2位だったため、対戦相手は他ブロックの1位・強豪のバディSCで、善戦むなしくの敗戦でした。我が5年生キーパーにはちょっとゴールが大きすぎたかもしれません。

筆者が担当の審判は副審が2試合で、ほとんどセンターサークル付近に張り付いている主審の方に、「もう少し走ってボールのそばで審判しましょう。」と思わずお願いしてしまいました。あの広いグラウンドで隅のプレーは絶対見えないポジションです。また、試合前の選手がすでに準備が出来ていてグラウンドに並んでいるにも拘わらず、トイレに行って遅れてしまった主審の方、問題外です。

6月8日(日)・「旭区社会人リーグ」 for 審判試験 at 「神明台グラウンド」:

旭区社会人リーグはお互いのチーム同士もよく知っているし、会長・幹事さんがしっかりしていることもあり、あまりラフ・プレーも出ない、従って審判試験としては物足りない感じがします、というのが県審判委員会派遣のインスペクターの方の言葉でした。でも我々昇級試験に臨んでいるものにとっては、試合はもめて欲しくないのが本音です。この日の筆者の担当は副審が2試合で、つい気が緩みそうなところでしたが、主審・副審含めてインスペクターからの指摘をまとめ書きしてみました。

@ 接触プレーのあと倒れ込んだ選手が腕を押さえていたが、アウト・オブ・プレーになってから試合を止めてもよかった、インプレーで止めるほどの重傷ではなかったのではないか。重傷というのは、出血したとか、頭を打って倒れたとか、呼吸が止まったようだとか、倒れてピクリとも動かないとか、そういう状態と認識しておくこと。また、プレーヤーがピッチ外に出る時、主審が付き添って歩く必要なし。

A 倒れた選手のところに行く際はダッシュで走っていくこと。それだけ負傷者には気を付けている、一生懸命見ているという意思表示をすること。

B 選手交代の際の副審の挙げるフラッグは、選手交代が終了するまで挙げておく必要なし。主審に対するサインなので、主審が気が付けば降ろしておくこと。

C ユニフォームがパンツから出ているプレーヤーが多かった、注意するべし。また、ゴールキーパーが双方青のジャージだった。着替えさせるべし。

D 得点の際は、主審も副審もゴールラインまで走り込む意気込みが重要。センターサークル付近で得点のホィッスルを吹いてもプレーヤーには「ちゃんと見てんのかよ」という不信感を持たれてしまう。

E 得点の時、主審・副審のブッキングの方法の打合わせがなされてなく、それが理由でバラバラ。3人でブッキングしていてピッチ内を誰も見ていない状態が再三あった。プレーヤー同士に小突き合いがあっても判定しようがない。基本は、得点のホィッスルのあとボールがセンタースポットに戻されるまで、どちらかの副審 (基本的には全体を見渡せる遠いサイドの副審) と主審がピッチ内全体を見ている。主審はセンターサークルに走って戻ってからブッキングする。副審は、主審のブッキングの時間とずれるタイミングでブッキングする。3人のブッキングが終了したことをアイコンタクトで確認してからリスタートさせる。

いろいろありますけど、一つ一つ覚えていきましょう。

公私ともに忙しいサトラキさんがんばって下さい。時間を見つけてはグラウンドを走っている姿を子供達も(きっと)見てくれています。合格めざしてがんばってください。今回は5回分のボリュームありますね。読みごたえあり!...事務局


第13回
「横浜国際総合競技場とその他」

7月〜8月は審判実技試験はありませんでしたが、神奈川県審判委員会からの要請で行ってきた審判のお話しも含めて日記してみました。

6月15日(日)・「神奈川県社会人3部リーグ」 at 「横須賀三菱重工グラウンド」:

この日の試合は県からの要請ではありません、田奈マスターズのチーム帯同審判として、神奈川県社会人3部リーグの主審を吹いてきました。このEブロックの審判も今年で3年目になり、他のチームのプレーヤーにも筆者の主審の試合は厳しく取られることがわかってきているせいか、それほどひどいファールは出なくなっているようです。この日は審判試験で注意を受けたいろいろな項目を自分なりにチェックしながらの主審をしてみました。80分の試合を走り抜くことを第一目標に、ファールの判定の基準を一定にキープ出来るかどうか、適切なポジショニングを取れるか、試合をコントロール出来るかどうか、走る時・ファールの判定時の姿勢、などなど。この日の試合ではラフ・プレーに対しイエローカードをそれぞれのチームに1枚ずつ出しました。判定基準は一定していたと思います。が、キーパーと1対1になったプレーの際、真後ろでのポジショニングがありました、まだまだS字の走り方がぎこちないようです。

主審担当の試合はこの日の1試合目だったので2試合目のチームの試合をゆっくり見ることが出来ました。明らかにイエローカードだという判定が数回ありましたが、カードは出ませんでした。他の審判の判定が気になるのは仕方ないですね。午前中の社会人の審判を終えて午後は、あざみ野南グラウンドに戻り青葉区少年サッカー大会の審判と、そこから更に青葉スポーツ広場に移動して青葉区少年選抜チームの練習に合流、紅白戦の主審を吹きました。かなりハードな一日でした。

6月28日(土)・「4区対抗選抜大会」 at 「横浜総合競技場」:

青葉区・緑区・港北区・都築区の少年選抜チームによる4区対抗試合です。区役所のスポーツ課の方に毎年順番で幹事を行なって頂いており、5年目を迎える今年の大会は都築区が担当。そして会場は、なんとちょうど1年前の6月30日にワールドカップの決勝戦が行われた日本サッカーの聖地「横浜総合競技場」、芝のフルピッチです。ドイツの守護神カーンを突き破ってブラジルの優勝を決定づけたロナウドのシュートが決まったのはメーンスタンドから見て左側のゴール。2年前の雨のコンフェデカップで中田が決めたシュートは右側のゴールでした。そして、昨年末の12月のトヨタ・カップでレアル・マドリードが優勝したのもこの「横浜総合」です。子供たちだけでなく、監督・コーチ・審判も本当に興奮状態でした。

ここまでの4年間の4区選抜対抗は各チームがそれぞれ1回ずつ優勝していて、今年はどのチームが1歩抜け出すことが出来るかの大会です。結果は、我が田奈SCからの3選手、FWのTkht君、MFのKmts君、そして普段はボランチのSmz君がキーパーで出場して活躍、青葉区選抜が見事2回目の優勝を飾りました。特に1試合目の緑区との試合はTkht君の同点ゴールでPK戦に持ち込み、キーパーのSmz君の大活躍で勝ち上がりました。港北区との決勝戦も田奈SCの3選手の活躍で青葉区の圧勝でした。

そして筆者も、3位決定戦の緑区と都築区の試合の主審をドキドキで担当。日本サッカーの聖地での主審は開始1分から興奮状態で、ディフェンスを交わして独走状態のFWの選手を左側から追い越してしまったり。芝のグラウンドは結構、足に負担が来るのかな、というのもよい経験でした。でも、フルピッチでの審判が恥ずかしいという訳でもないのでしょうが、オフサイド・フラッグを挙げた副審の方が瞬間に目をそらしてしまいます。副審の判定を主審が採用しない場合もあるし、選手同士の小突き合いがあるかもしれないので、アイコンタクトを意識して下さい、目線をキープして下さいとハーフタイムの時、お願いさせて頂きました。

7月5日(土)・「第10回全国クラブチームサッカー神奈川県大会」 at 「藤沢体育センター」:

3級審判になるとこのような大会の割当てがあるのかもしれません。この日の試合、本来であれば副審も3級審判員なのでしょうが、まだトーナメントの1回戦ということで、それから主審が1級とか2級の上級の方がしっかり吹いてくれるということもあり、3級昇級試験中の身ながら副審をお手伝いをすることになりました。第一副審は、我々のようなセミナー受講者ではなく検定で3級昇進を目指すかたでしたが、かなりの経験を積まれているようでした。筆者は従って第二副審を担当。試合前の打合わせは初めて組む相手ということもありかなり時間をかけた打合わせが行われました。打合わせの項目は主審の方によって様々ですが、この日の打合わせで「なるほど」と思った項目を1、2、日記してみます。

@  主審より近い場所でのファール、積極的に取ること。但し、開始5分間で、今日の主審の判定基準のレベルを早めに気づくこと。つまり、このくらい身体を寄せるファール (もちろん必要以上に力が入るからファールになる訳ですが) までがこの主審の基準というレベルに合わせること。と言うよりも、それより10%くらい厳しいレベルを副審が早く認識すること。このアローアンス以上のファールに対して旗を挙げて下さい、という要求でした。(難しいですね、要するに「主審のオレが認めないファールはあげるなよ」という意味でしょうか。)

A  A1(第一副審)は、選手交代の際のチェック、ベンチコントロールをお願いします。A2(筆者の担当)は、得点の際、ピッチ全体をよく見ておくこと、時間があればブッキングをしてもよいが出来なければブッキングはしなくてもよい、主審・A1がブッキングしている際に回りをよく見ていてくれればよい。ブッキングを行なうための得点時間の確認で時計を見るときは、時計の方へ目線を下ろすな、ピッチ全体を一瞬でも見逃すことになるから。時間確認は、ピッチ全体を見ている目線に時計をあげて瞬間で確認すること。

などなど、結構、感激して聞いてしまいました。主審の方、実は昨年の4級審判更新講習の際に講師でお話しをしてくれて、「3級を目指されたらどうですか。年齢は関係ないですよ。」と筆者にサジェストしてくれたバリバリの1級審判員の方だったのです。

試合の方も、神奈川県リーグの上を目指そうとしているチーム同士の試合で、寄せも早いし、ボールコントロールもうまいし、キックも正確、声もよく出ていました。オフサイドも微妙な駈け引きが行われていてトップの選手がオフサイド・ラインを出たり入ったり。前半、A2のサイドで微妙なラインの上げ下げがあった中で、オフサイドがあって旗をあげたし、また2列目からの飛び出しから2点が入りましたが、筆者としては自信を持って判定したつもりでした。

ところが試合後の反省会で、(1)オフサイドの見極めがあいまい、少なくともオフサイドのはずが旗があがらなかったケースが2回、オフサイドではないのに旗があがってしまったケースが2回、あったように思える。(2)走り込みが足りない。ゴールラインを割るボールに追いついていない。キーパーのパントキックからオフサイド・ラインまでのスピードが足りない。(3)オフサイドの判定後のボールを蹴る位置、どうせ守備側からの間接キックなので、5m〜10mの違いは関係なし、その都度、副審が位置を指図するのは時間の浪費なので、20mも違わないのであれば守備側のキッカーが蹴りたいところで蹴らせればよい、副審はあまり目立たないこと。などなどの筆者に対するコメントでした。で、(2)と(3)は全くその通りなので反省するとしても、(1)は、オフサイド・ラインをキープしているA2として筆者の方があの微妙な動きはわかるはずで、自信をもって判定していたのですが。と、反論出来ないのはまだ3級昇進の修行中の身なのだからです。でも、上の試合は面白いです、審判していても。そのためにも走り込み、力を入れていきましょう。

 


第14回
「神奈川県社会人3部リーグ」 と 「厚木市社会人リーグ」 その他

夏休みが終わり3級昇級審判実技試験もいよいよ佳境に入って来ました。9月は、厚木インターから寒川方面に行く途中にある倉見の「日鉱金属グラウンド」で行われた神奈川県3部リーグと厚木市社会人リーグをお借りしての実技試験でした。

9月6日(土)・「神奈川県社会人3部リーグ」 at 「日鉱倉見グラウンド」 :

ここまでで主審3試合、副審3試合の実技試験をこなしてきましたが、試合前に「副審はもう充分点数取っていますが、主審はまだ足りません、頑張って下さい。」と言われて、ちょっとショック。確かに厳しく注意を受けた試合もありましたが、試合コントロールという面ではかなりの自信を持っていたのにです。このショックを引きずりながら、また最悪なことにこの日は9月にもかかわらず30度を超す暑さで、審判としては今までで最低の出来だったのではないでしょうか。子供たちの夏合宿で走り込んだはずでしたが、久しぶりの80分の試合で、後半はあごがあがってしまいました。その辺はインスペクターも見逃さず、「後半、口をあけて呼吸していました。かなりしんどそうでしたね。」と指摘されてしまいました。この日の実技試験は点数としてはボツだったでしょう。

翌日の田奈SC主催の飯尾杯の招待試合では、3-4年生の30分の試合を3試合連続しての主審を吹いて、体力的に身体をいじめてみました。週明けの水曜日の夜はランニングをして来週の試験に備えましょう。

9月14日(日)・「厚木市社会人リーグ」 at 「日鉱倉見グラウンド」 :

前日の土曜日は「こどもの国」で行われた「キリンカップ少年大会」に帯同、40分の副審を2試合、お手伝い。春の新人戦でのベスト4が評価されて田奈SC5-6年生チームの出場でした。そして日曜日の実技試験は前週と同じ「日鉱倉見グラウンド」での厚木市社会人リーグの60分の主審でした。試合前のグラウンド作りをちょっとお手伝い、縦は105mですが横が69mあり、使っているうちにラインがだんだん広がってきたのでしょうか。芝の部分と土の部分があり、芝の部分もだいぶ雑草になっていてアンジュレーションがかなりあって、選手ばかりでなく主審も走りにくいグラウンドです。

この日は副審の割当てもなく1試合だけに集中出来たようです。インスペクターの方にビデオを取って頂き、自分の審判としての動きを初めて自分で見ることになりました。インスペクターの方にも、「いいんじゃないですか。細かいところにも注意がいっているし、なんでこれで点数が取れなかったんでしょうか。」とコメントして頂き、副審のTkhtさんにも反省会のあと「よかったですね。」とねぎらって頂きました。

9月21日(日)・「青葉区社会人リーグ」 at 「常盤台公園グラウンド」 :

今年から開始された「青葉区社会人リーグ」の初戦です。第1回目大会は8チームが参加、2ブロックに別れてそれぞれリーグ戦を行ない最終日に1位同士のチームが決勝戦を行なう予定です。場所は、保土ヶ谷のインターをおりた横浜国立大学のそばの常盤台公園の中にあるグラウンド。大人用のピッチですが、歩測では縦98m x 横58mしかなく、ちょっと狭い感じです。それと半日しかグラウンドが予約出来ていないこともあり、3試合を消化しなければならないので、1試合50分という変則時間です。この開幕試合の主審を吹いたのですが、台風が接近中で雨の中の試合となり、双方とも若いプレーヤーが多く、お互いに優勝を意識しているせいか、最初からガシガシ当たりあっていて、イエローカードを2枚出して試合をコントロール、なかなか吹きがいのある試合でした。筆者主審のあとの田奈マスターズ1戦目は危なげなく快勝。県リーグに登録出来ていない新メンバーも出場出来たり、子供チームのコーチも出場出来たり、マスターズとしてもよい練習の場になるかもしれません。

9月27日(土)・「神奈川県社会人3部リーグ」 at 「日鉱倉見グラウンド」 :

1試合目の副審と3試合目の主審が予定されていた当日、早めにグラウンドに到着しアップをしました。実技試験もだいぶ慣れてきたせいか、グラウンドに到着してからの行動がようやく定型化してきたようです。アップの方法も、軽めに10分間走り、念入りにストレッチを行なってからバックステップとサイドステップをおりこんでややスピードをあげての走り込みを約10分。水分を取り、おもちか饅頭を一切れお腹にほおり込み、そして試合前の打合わせです。この日のハプニングは、中の2試合目のチームが前日に試合を辞退したため、審判の予定も大幅に変更になったこと。おかげで筆者の予定が、1試合目の副審と続けての2試合目の主審ということになってしまいました。この日の試合時間は80分なので、結構、きつい割当てになってしまったと少々焦り気分です。インスペクターからは、「2試合目の主審は前半中心に採点しますから、頑張って下さい。」と言われて、地獄の連続審判の開始です。

でも、充分なアップが出来たこと、打合わせも長めにとり気持ち的な動揺はなかったこと、割当てが急に変更されることも経験済みだったこと、そしてなによりも毎週水曜日の夜の走り込みの効果と自信のおかげでしょうか、2試合目の主審も集中力を切らさずに前後半吹けたと思います。合宿の時も講義されたように、「日々の訓練が大事」を痛感しました。

試合後の反省会でもインスペクターの方から、「2試合続けてでしたが集中出来ていたようですね。ここまで吹ければ3級はいいんじゃないですか。」というコメントを頂き、これで主審の実技も2試合、オーケーかなと内心ホットしました。でも、「守備側がボールを奪ってから逆襲した際、特に中央から左方向に走る選手を追いかける時のポジションが不自然。何故、無理して左側に回り込もうとするのかわからない。」との質問。春先の実技試験で、「あるインスペクターの方から、動く範囲が狭い、もっと回り込むべし。」と指摘されたことを言うと、「それで不自然な走り方になっているんですか。無理に回り込む必要はありません。副審とのポジションを意識して、プレーヤーの次の動きを予測して、でも場合によっては、プレーヤーと同じ動きをしてプレーの邪魔にならないように一歩ためを作って後ろから追いかけるような走り方も必要です。プレーヤーとの距離はセンターサークルの直径、だから約20ヤードくらいを意識して走る。そのためにも走り込みが大事です。頑張って下さい。」とのコメントでした。回り込むことに悩んできたここまでの実技試験でしたが、この日の実技でなんとなく走り方のコツがわかってきたような気がします。

 


第15回 「3級昇級試験の締めくくり」

長い10ヶ月でした。3級審判昇級セミナーもいよいよ最終コーナーを回って直線コースもあと50mくらいでしょうか。

10月4日(土)・「神奈川県社会人3部リーグ」 at 「日鉱倉見グラウンド」 :

9月に入って合格点を取れた主審の試合が少なかったせいか、結構、多目に主審の試合を入れて頂いていたようです。でも、「おそらく」ですけれど、前回の主審実技で合格ラインは突破出来たと思うので、この日は、まあ、セミナーの集大成のような感じというつもりの主審実技試験でした。比較的早い時間に会場に到着し、念入りなストレッチと時間をかけたランニングで集中を高めていきます。試合前の選手のチェックもキックオフの時間まで充分余裕のあるタイミングで出来ました。インスペクターの方も満足そうな顔をされていたような気がします。でも、変な余裕は持たない方がいいんだよ、と言いたい顔だったということはあとになってから気づいたのでした。

試合開始予定時刻の3分前に選手チェックも終わり、コイントスも行ない、あとはキックオフを待つばかりとなりました。選手から「水を飲んでおいてもいいですか」と頼まれたので、一旦、ベンチに全選手を戻してしまったのがミスの一つ。キックオフは予定時刻通りで行なえたのですが反省会で注意を受けました。「余裕をもって試合前のチェック作業が行われたのは大変結構。但し、一旦、ベンチに全選手を戻してしまったら、ピッチに入る前にもう一度選手チェックが必要となる。なので、早めにチェックが終ったのなら、ピッチに入れてボールを蹴らせておけばいい。あまり余裕を持ちすぎるのもよくない。自分のペースとタイミングで試合前の準備から試合に入って下さい。」とのこと。それから、「ハーフタイムが終って後半開始の時、副審と協力して出来れば3人並んで、ピッチに入る選手の様子、ユニフォームの乱れなどがないかどうかチェックして下さい。」との注意も。つまりは、そのくらいの心構えと意識で試合に臨むことが出来れば、常に副審と協力して細かいところにも注意が行き届く、ということなのでしょう。まさに、「審判道」です。

実技試験についてはその他の注意もなく、「走り込みも出来ているようですし、ポジションの取り方もレベルに達しています、ファールの基準も一定。」とのことで、そちらの方は集大成出来たかな、というところでした。

10月19日(日)・「厚木市社会人リーグ」 at 「中三田スポーツ広場」 :

最後の実技試験の日となりました。場所は246号線の金田の交差点を過ぎ中津川を超えてから右折してしばらく車を走らせた陸合北公民館のそばの河川敷きのグラウンド。筆者も随分迷ったのですが、この日の最終試験で何とか合格点を取らなければならないTkhtさんとSmzさんのためにも遅れる訳にはいきません。こんな会場での審判の割当てもあるので、時間に余裕を持って会場に到着すべし、と何回も言われてきた訳ですが、さすがにこの日の場所はわかりにくかった。なにせ地図にないグラウンドでしたから。で、どうしても副審の合格点の欲しいSmzさんが試合開始時間になっても現われません。仕方なく、インスペクターの方にA2に入って頂き、Tkhtさんの主審試験が開始されました。前半終了間際に到着したSmzさん、川の向こう岸まで来たのですが、どうしてもこちら側に渡る橋がみつからなかったようです。筆者もその橋を発見出来ずに苦労したのですが、家で印刷してきたインターネットの地図にのっていたのは建設予定の橋だったようで、Smzさんも発見出来なかったようです。試合の後半だけ副審をしたSmzさんですが、当然、点数はつけてもらえず、後日の追加試験での再チャレンジとなったようです。さすがに厳しい3級セミナーです。試合終了後、インスペクターの方に、「実技試験も全て終了しました。SatFさんは追加試験の必要はないでしょう。卒業試験、頑張って下さい。」とのコメントを頂き、「ああ、これでようやく実技が終った。」という実感。

次の試合の打合わせをしているセミナー同期の方々に挨拶をしてから、この日の午後、横浜市の少年大会の審判を頼まれている新子安へ向かいました。これからも、こんな具合に移動することが多くなりそうです。

11月22日(土)・「3級レフェリーセミナー閉講式」 at 「県立体育センター」 :

10月末に通知が来ました。「3級審判員昇格審査の中間結果」に「審判実技の最低数をクリアーし審判実技は及第の見込みです。閉講式で筆記テスト・体力テストに合格すれば3級昇格は決定です。」とありました。セミナーではもう3回くらい筆記・走力テストをクリアーして来たので、もう勘弁してというのが本音ですが、ルールの徹底と体力維持はこれからも日常的に務めなければならないということなのでしょう。また、通勤電車の中で暗記をすることになりました。それと、もちろん、水曜日の夜のランニングを継続も。

閉講式当日は無風快晴ながら前日までの深夜残業がちょっと響いているような感じ。でも、この10ヶ月間の苦労を無駄にする訳にもいきません。先ずは12分の2700m走、真剣に走りました。1周が300mのトラックなので9周を12分間、1周を1分20秒で走ればよいのですが、今年はもう4回もこのクーパー走をクリアーしていて、水曜日の夜の訓練も行なって来たという自信からか、12分間で11周を狙っているセミナー同期で1番早いSzkさんにつられて、最初の1周を1分で走ってしまいました。最初の失敗です。4周目くらいからオーバーペースがたたり、足が地につかない感じで普段のペースがつかめません。最後はぎりぎり12分で9周終了のゴールに倒れ込んでのクリアーでした。J1のレフェリーの方々は皆さん、12分で3000mから3300m走るそうですからさすがです。5分後に行われた200m走も、これもきつかったですが、なんとか31秒でクリアー、あとは筆記試験を残すのみで、3級獲得ゴール目前、最後の5mといったところです。

体力試験のあとは汗をぬぐう間もなく、藤沢体育センターの小会議室へ移動しての筆記試験です。この日は、4級取得試験が隣の大研修室で行われていて、試験監督さんの控え室でのセミナー最後の筆記試験でした。自慢ではありませんが、昔から割と暗記ものは得意だったので、ほとんど暗記しているルールブックからの設問には完璧に答えられたようです。でも、この日二つ目の小さな失敗。警告 (つまりイエローカード) となる違反を (7つの中から) 5つ記載、という設問 (カッコ、筆者注) で、答えの一つに「異議を唱える」と書いたのですが、配点2点のうち減点1で、なんとこの減点のため筆記試験は満点に1点欠ける99点だったのです。試験官の方から、「唱えるだと言葉での異議だけで、行動による異議が抜けているので減点1。」との説明を頂きました。身振り(行動)で異議を示すもイエローです。最後まで厳しいセミナーでした。

ともあれ、これで全て終了。実技試験がまだ残っているセミナー同期の方も1、2名いらっしゃいましたが、同期の8人は全員合格となりました。閉講式で、氏平委員長から待ちにまった3級ワッペンと神奈川県サッカー審判協会のネクタイを頂き、気分は最高です。ついでにレフェリーブックの英語版も購入させて頂きました。これからも、ルールブックで本当に意味するところを研究することにします。正直、セミナーの厳しさは予想以上でしたが、あきらめないでよく頑張れたと思います。大袈裟に言えば、「サッカー審判道」の第一歩を踏み出すことが出来たような感じです。せっかく苦労して取得したライセンスですので、今後も頑張ることにしましょう。で、とりあえず、審判日記「3級審判への道」編は終了です。

おわり


サトラキさん長い間ありがとうございました。感謝しています。この企画のファンも多いようですよ。
サトラキさんが「3級審判合格」を目指して努力されたことはもちろん、御自分のためだったかもしれません。しかし、その姿を目の前にみせられた子供達1人1人にはすごい刺激になったことは間違いありません。審判部ができてコーチやOBが次々に審判のライセンスを取得するようになったのはチームにとってすごいプラスになったと私は思っています。その功労者はサトラキさんですよ。まぁ、「サトラキさんは細かいよな、もう少し優しく笛ふいてほしいよね」なんてピッチでの小声がよく聞こえますが...(笑)。
今後とも御活躍ください。そして次回作「3級審判 サトラキ登場」編の始まりを待っております。よろしく!

サトラキさんが合格したその日、同じ場所で我が家の坊主も「4級審判合格」したのも何かの縁かもしれませんね。
今後とも御指導をお願いします。

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*ここで記載している内容や判断などは全て書き手の主観であり正しいものでない場合があります。

 

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